2009-01-01から1年間の記事一覧

 愛してると言ってくれ

昨日はアタマを下げまくった。 久々にさげまくった。謝りたおした。 わたしはなんもミスはしてないのだが、仲間がチョイと大ミスをしでかしたので、責任者としてアタマをさげまくった。 ミスした娘のことを私は好きで信用してるので、アタマを下げるのも罵倒…

 遅咲きヘタレガール

さいきんのわたくしのあれやこれや。 急にバスガイド仕事が忙しくなりまして、あちらこちらと行っております。mixi日記のコメント返しもしてなくてすんません。 カラオケこっちから誘っておいて話進んでなくてすいません。(私信) ☆ 一緒に仕事をした運転手…

 団鬼六という作家を知っていますか・後編

☆ アナコンダ 作家・団鬼六が、「性」を通して出会った様々な人々のエピソードが描かれるエッセイ集。 解説で中野翠さんが「団鬼六は、私にとっては滑稽小説の人だ」と書かれている。 江戸時代の、過剰に性器が描かれた浮世絵、軽妙洒脱に性を謡う川柳など、…

 団鬼六という作家を知っていますか ・前編

あなたは「団鬼六」という名前を聞いて、何を思い浮かべるだろうか。 私が「好きな作家は、団鬼六」と名を挙げると、時折、戸惑い困惑した表情を浮かべられることが少なくない。 「団鬼六」その名を聞くと、やはり大抵の人は、「ポルノ小説家」「SM作家」…

 濫読主義

☆「消された一家」 ―北九州・連続監禁殺人事件― 豊田正義・著 息苦しいこの空間を、助けを求めようとも声を挙げられぬほどの閉塞感を、いっそ発狂してしまいたいほどの絶望を。 ここに描かれている地獄の感触に、私は何故か覚えがある。 2002年に発覚した松…

 ノスタルジア

☆阿修羅、東国に来る 関東地方の皆様、しつこいですが、明日から遂に東京国立博物館にて「国宝 阿修羅展」が始まります。 きっと土日は相当人が多いと思いますが、この機会にどうぞ天平の昔の静寂なる炎の如き阿修羅仏をご覧下さい。そして感銘を受けた方が…

 空と君とのあいだに

「あんたは、優しい子だから」 と、母が言った。 私が男の言われるがままに、男を自分に繋ぎ止める為にサラ金で借金を重ね、家賃も払えず、働いても働いても金利が膨らみ、仕事場には金融会社からの電話がかかってくるようになり、遂には両親に全てがバレた…

 チャンピオン

今日は、上司(女社長)共々、仕事になりまへんでした。 つーか、朝、ちゃちゃっと仕事を済ませ、あとは仕事をしてまへん。 はい・・・WBCのせいです・・・ うちの会社はテレビは置いてないので、二人でパソコンに張り付いて試合の流れを見てました。 仕…

 かっこいいというのは、こういう生き方だ

感動したもの。 井口昇監督のブログ記事→http://blog.livedoor.jp/iguchinoboru/archives/51356009.html >>歳をとると嗜好が純化していくものなのだよ。画面に写っている事が全てではないんだよ。言葉でいいかえられるメッセージだけ信じてはいけない。理…

世は無常

しつこいようだが、また阿修羅ネタだぞ! 芸術新潮の3月号の特集は阿修羅だぞ! いろんなアングルで撮られた阿修羅や、様々な写真家達の阿修羅フォトとか載ってて良かったですよ! それはともかく、この日記にもたまに登場する、英語&スペイン語堪能で、ミ…

 ごめん、昨日のちょいと訂正

ハァハァ・・・ ハァハァ・・・ 昨日の記事、ちょいと重要なとこ間違えちゃったから訂正するぞっ! 阿修羅ファンクラブの会員は、八千人を超えたと書きましたが、一万二千人を超えたそうです! (現在は東京展ファンクラブは締め切っております) こちらのフ…

 セクシーダイナマイトな、あいつ

先日、久々に会ったバスガイドの先輩に、こんなことを言われました。 「なんか仕事中に、仏像見て、ハァハァ言うて興奮しとるんやって?」 って・・・ んまぁっ! 仏像が好き! 仏像の写真持ち歩いてます! お寺に行くと仏像グッズ買います! ってことを秋に…

 仕事中毒

大学生の頃、京都で有名な占い師の方に手相を見て貰ったことがある。 「あなたは結婚と仕事の両立は出来ない」 と、言われた。 それから十数年が経ち、幸い(?)結婚には全く縁が無いけれど、なんとか1人で働いて食っている。結婚と仕事の両立が出来ないと…

 恋泥棒

長く生きてると・・・いろいろあるわよね・・・ はぁ・・・・(ため息) 先日、京都の某韓国料理屋にて、もうすぐ結婚する13年来の友人Cと向かいながら、壁にもたれてモッコリ・・・ではなく、マッコリ(韓国のどぶろくみたいな酒)を飲み、溜め息をつい…

 怒りでわたしは生きている

今日、朝女性専用車両で女子高生が友達と喋りながらバナナ食ってました。あんまりにもいやらしい光景で精子・・・やなかった正視できませんでした。しかし女性専用車両はええことに遭遇できるねぇ! ここんとこ腰痛で苦しんでおりまして、しかも花粉症なので…

 「いんらんパフォーマンススペシャル 恋人」 ― 代々木忠監督作品 ―

さて、前回の長い前フリが終わったところで、代々木監督の一本の作品について書きます。長文で申し訳ないですが、出来たら前回の記事を先に読んで頂けたらなぁ・・・いや、どっちでもええけど。(弱気) そのビデオのタイトルは「いんらんパフォーマンススペ…

 あなたは何故AVを見るのですか 〜代々木忠監督作品についての長い前書き〜

「お嫁さんにしたい大学NO.1」と言われた保守的な女子大の門限厳しい寮から脱出して、初めての一人暮らしをして数ヶ月経った頃のことだった。現在でもサンデー毎日で連載が続いている中野翠さんのコラムに登場した一冊の本のことが気になった。 著者名は…

 あだし野の露きゆるときなく

人間は誰でも猛獣使であり、その猛獣に当るのが、各人の性情だという。己(おれ)の場合、この尊大な羞恥心が猛獣だった。虎だったのだ。これが己を損い、妻子を苦しめ、友人を傷つけ、果ては、己の外形をかくの如く、内心にふさわしいものに変えて了ったの…

 ふりんよりぷりんがいい

会社でも友人同士でも、最近中川元大臣の会見の話ばっかりしているのですが、あの会見とあの後の行動についての報道を見て、あーバスの客でようこんな酔っ払いおるわーと思いました。 添乗員の言うこともガイドの言うことも聞かへんで注意したら逆ギレして絡…

 好きなものは呪うか殺すか争うかしなければならないのよ

好きなものは咒うか殺すか争うかしなければならないのよ。お前のミロクがダメなのもそのせいだし、お前のバケモノがすばらしいのもそのためなのよ。いつも天井に蛇を吊して、いま私を殺したように立派な仕事をして……(夜長姫と耳男より) まっすぐ家に帰りた…

 雨の13日の金曜日、教会にて

人生は、どうしようもなくて、やるせなくて、絶望的で、苦しくて哀しくて、それでも人は生きていかねばならぬから笑うしかない。 恋をすることは天国と地獄の両方を手に入れることで、決して手に入らないものを乞うることでもあり、その先にはやはり絶望しか…

 禅寺の龍

そろそろ今年も「551の蓬莱」でバレンタイン限定ハート型豚饅が売られる季節がやってまいりました。この時期に京都のデパ地下を歩くと、老舗の和菓子屋が工夫を凝らした美しい和のバレンタイン商品が並んでおり目の保養になります。とは言え、やはり誰か…

 「姉御」という生き方 ―「咲き走り★ホットロード」―すぎはら美里

強くなりたい、と思う。 傷つかずに、泣かずに生きていきたいから。もっともっとタフになりたい、と思う。強くならないと、これから先、生きていけないと思う。強く、強くなりたい。自分の弱さに辟易する度に思う。しょっちゅう、そう思う。 だけど、「強い…

 鬼は外やら福は内やら

豆はまいてないけど、恵方巻きは食べました。 去年は吉田神社やら行けたけど、今年は節分は平日なのでみっちり仕事でどこも行けず残念。 さて、前回の記事について、ある方からご意見メールを頂きましたので、以下に掲載します。勿論、御本人の了承は頂いて…

 あなたとわたしのセックスの話

さてさて、前回の記事の講演が行われている頃、私はどこでどうしていたのかというと、大阪の堂山町で開催されておりました「セックスワーカーのいる街 2008」というイベントに行ってまいりました。 概要はこんな感じです。◆主催: (財)エイズ予防財団 ※この…

 プロジェクトX 〜江戸遷都後の京都〜

前々回の記事「京都に棲む日日」に書きました京都木屋町の元・立誠小学校を舞台にした講演、明日もありますので、お近くにお住まいの皆様、木屋町探訪がてらにどうぞ。純喫茶ソワレ、フランソワなども近くにございます。昔はクンパルシータやみゅーずもあっ…

 おれのおんな

司馬遼太郎が大村益次郎(村田蔵六)を描いた「花神」という小説について、本筋から離れたところで少しだけ触れたい。 「花神」の冒頭に、司馬遼太郎と大阪大学教授・藤野恒三郎教授との会話の中で、藤野教授がこう言っている場面がある。 「大村益次郎とシ…

 京都に棲む日日

☆24日(どようびーん) 前日の天気予報では雪でしたが、幸いふることも無く、寒いけれども晴れた週末、久々に京都の繁華街へと参りました。目指す先は京都・木屋町の元・立誠小学校です。今は廃校となっているこのレトロな建物は昭和の始めに作られたもの…

 すみなすものは 心なりけり ― 長州を歩く― (後編)

「吉田へ」 誰よりも熱く誰よりも醒めていた快男児・高杉晋作のあまりにも太く短い生涯が終わりを告げる際に、彼はそう言い残したという。「吉田へ」という言葉が、師の吉田松陰の元へという意味なのか、奇兵隊の本営であった下関市吉田清水山のことなのかわ…

 おもしろきこともなき世を おもしろく ― 長州を歩く ― (前編)

雪が舞っていた。静かで、厳かな雪が。 「明治維新胎動の地」 と、書かれた碑は鳥居をくぐるとすぐ左手に聳えていた。想像していた以上に大きく悠然と佇むその碑が、この土地の全てを言い表している。 日本海に面した、本州で一番西にあるこの土地に、ある時…