2007-02-01から1ヶ月間の記事一覧

 友達って、いいよね!

前回、カンパニー松尾監督作品について書きましたが、京都嵐山近くに「松尾大社」という、お酒の神様の神社があります。祭神は大山昨神(おおやまぐいのかみ)、全国の酒造業者などがよくお参りにきます。地元の人には、「松尾さん」と親しまれております、…

 セックス・セックス・そして、セックス ―『私を女優にして下さい AGAIN』カンパニー松尾監督作品

セックス・セックス・セックス、そして「アダルトビデオ」。セックスって、アダルトビデオって、あなたにとって、何ですか? 「AVに出る女」は、AV女優と呼ばれるけれども、AVに出る女の中には「素人」と呼ばれる女性達が居て、この作品は、三人の「素…

 業界の話。

長野県のバス会社の痛ましい事故の話ですが、自分が関わる業界だからこそ、内情の複雑さが少しなりともわかるので、うかつに何も言えないわけですが、バス業界、旅行業界だけじゃなく、利用する側の意識の問題も含めて、ちゃんと報道して欲しい思います。 こ…

 わたしの子供になりなさい ―「性感Xテクニック」 性感師・南智子 監督・代々木忠 ―

「エロい」女とは、男を大いなる慈愛で包み込み愛する女、つまりは絶対的な「母性」で他者を抱くことのできる女ではないのだろうか。 私がAVに興味を持つきっかけとなったのは、代々木監督の作品だった。代々木監督の「ザ・面接」シリーズを皮切りに、近所…

 女の顔は、変わる ―「顔」 主演・藤山直美 監督・阪本順二―

女の顔は、変わる。お前が知っているあの女の顔も、次に会った時は、変わっているかもしれない。 それが、女だ。 「顔」という映画がある。阪本順二監督・藤山直美主演。おそらくもともとは福田和子の逃亡劇をモチーフにしたものだと思うが、結果として全く…

 道草

歩く歩く歩く私は歩く。歩くのが好きだからひたすら歩く。靴の減りも早いし、少しシャレたヒールのある靴でもすぐボロボロになりおまけに足が痛くなるし肉刺も出来る。それでも歩く歩く歩くひたすら歩く。 某日 知人に教わった大阪北新地の豆乳製品が充実し…

 愛を告白する日

「奥さん、、、、、どうや、、、ワシのチョコバナナの味は、、、」「あ、、甘い、、、、」「カカオは精力剤やっちゅう説があるんやでぇ、、、奥さん、、次は、チョコバナナの下のチョコトリュフ食うてみ、、、、」 「ああああ、、、、トリュフ、、、、」「ど…

 お前も私も女という醜悪な怪物だ ―「グロテスク」 桐野夏生―

『娼婦になりたいと思ったことのある女は、大勢いるはずだ。自分に商品価値があるのなら、せめて高いうちに売って金を儲けたいと考える者。性なんて何の意味もないのだということを、自分の肉体で確かめたい者。自分なんかちっぽけでつまらない存在だと卑下…

 花もよう

地下鉄の駅から地上に出ると元は運河として作られた川が右手にある。春になると川のほとりには、我先にと競うように空に花弁を放つ桜が咲き乱れる。 この川沿いに音楽の女神の名前を持つクラッシック喫茶があったのだが、去年閉店した。その店の二階の窓から…

 桔梗の女・後編

女は東海道を歩く、江戸へ。 江戸は遠い。女の足で歩くのは容易な距離ではない。それでもその女はひたすら歩く、東へ。 女の名は、福という。 父は斉藤利光。明智光秀の甥であり、家臣にあたる。利光は天王山の戦いで光秀が秀吉に敗れた後、死に追いやられた…

 桔梗の女・前編

その夜は寝所に入る前に見上げた月に赤みがかかっていた。気味が悪い月だ、と鬼神と呼ばれた男にしては珍しく胸騒ぎを感じながら床についた。 夜半に異様な気配で信長は目を覚ました。宿舎としている本能寺の周りが騒がしい。寝所に足音が近づき家臣森蘭丸の…

 酔死

酒がらみの事故のニュースだけは、本当にやりきれない。 殺してやりたい。 そして、ますます酒が嫌いになる。酒に罪はないけれども。 酒を飲むと気持ちがいい。酒に逃げたい時もある。飲んで酔ってハイになって、最高に味わえる高揚感。普段言えないことも言…

  痛みと共に生きること ― 「たまもの」 神蔵美子 ―

疲れた時に甘いモノが欲しくなるのと同じで、私は心が弱くなって、自分の中に迷いや恐れが生じた時、つまりは自分を見失いそうになった時に、読みたくなる本とビデオがあります。本当に心が弱ってる時は泣きながら読んだり見たりする。きっとそういう時は、…

  凄まじい片思いの果てにあるものは ―「妖異金瓶梅」 山田風太郎―

「藩金蓮」という、私が使ってる名前は、私が最も敬愛する作家・山田風太郎の「妖異金瓶梅」のヒロインの名前です。正確には、「潘金蓮」なのだけれども、最初、変換する時に出て来なかって、めんどくさいので「藩」のままで通しています。何故、この名前を…

 憎しみ

社長秘書(って、実際はそんなたいしたもんじゃねーけど、このいやらしい響きが気にいってるだけです)は、毎日電車通勤しております。 必ず、行きも帰りも「女性専用車両」。そこは、花園の如き空間、、、、、、 うふうふうふうふうふ、、、、、ねえ、みん…