2009-01-01から1ヶ月間の記事一覧

 プロジェクトX 〜江戸遷都後の京都〜

前々回の記事「京都に棲む日日」に書きました京都木屋町の元・立誠小学校を舞台にした講演、明日もありますので、お近くにお住まいの皆様、木屋町探訪がてらにどうぞ。純喫茶ソワレ、フランソワなども近くにございます。昔はクンパルシータやみゅーずもあっ…

 おれのおんな

司馬遼太郎が大村益次郎(村田蔵六)を描いた「花神」という小説について、本筋から離れたところで少しだけ触れたい。 「花神」の冒頭に、司馬遼太郎と大阪大学教授・藤野恒三郎教授との会話の中で、藤野教授がこう言っている場面がある。 「大村益次郎とシ…

 京都に棲む日日

☆24日(どようびーん) 前日の天気予報では雪でしたが、幸いふることも無く、寒いけれども晴れた週末、久々に京都の繁華街へと参りました。目指す先は京都・木屋町の元・立誠小学校です。今は廃校となっているこのレトロな建物は昭和の始めに作られたもの…

 すみなすものは 心なりけり ― 長州を歩く― (後編)

「吉田へ」 誰よりも熱く誰よりも醒めていた快男児・高杉晋作のあまりにも太く短い生涯が終わりを告げる際に、彼はそう言い残したという。「吉田へ」という言葉が、師の吉田松陰の元へという意味なのか、奇兵隊の本営であった下関市吉田清水山のことなのかわ…

 おもしろきこともなき世を おもしろく ― 長州を歩く ― (前編)

雪が舞っていた。静かで、厳かな雪が。 「明治維新胎動の地」 と、書かれた碑は鳥居をくぐるとすぐ左手に聳えていた。想像していた以上に大きく悠然と佇むその碑が、この土地の全てを言い表している。 日本海に面した、本州で一番西にあるこの土地に、ある時…

 さみしい私だけれど

歩かない日はさみしい、 飲まない日はさみしい、 作らない日はさみしい、 ひとりでゐることはさみしいけれど、 ひとりで歩き、 ひとりで飲み、 ひとりで作ってゐることはさみしくない (種田山頭火の日記より) まるで、呪われたかのような人生だ。 11歳の…

 勝手にしやがれ

最低だ。 まったく、最低だ。 正月から一体どれだけの鼻水を出しているんでしょう。風邪が治らないまま、月曜は今年の初出社日。 なのに駅に行くと電車が止まってる。 最低だ。 珍しいことではないけれど、朝から人身事故、つまりは誰かが自ら命を絶ったので…

 あのころ

あけましておめでとうごじゃります。 丑年ですね。ウシと言えば北野天満宮、そして菅原道真としか浮かびませんが、わたくしは元旦は早朝から寺に初詣でに参りました。ちなみに年越しの瞬間は爆睡しておりました。 元旦の朝から京都の六波羅蜜寺に向かいまし…