セクシーダイナマイトな、あいつ
先日、久々に会ったバスガイドの先輩に、こんなことを言われました。
「なんか仕事中に、仏像見て、ハァハァ言うて興奮しとるんやって?」
って・・・
んまぁっ!
仏像が好き! 仏像の写真持ち歩いてます! お寺に行くと仏像グッズ買います! ってことを秋に皆の前で言うたら、ガイド仲間がダダ引きして、
「オタク! マニア! あっちいけ! 私らは仕事だから仏像の勉強のをするんであって、仏像好きだからこの仕事しとるんちゃう!」
と、エライ迫害されたのですが、いつのまに「仏像を見て仕事中に性的興奮を覚えている」なんて話になってるんだ・・・
ひ、否定はしないけどね。
とか言いつつ、それを言うてきた先輩も、
とか言い出すので、
「やっぱ一番色気があるのは、渡岸寺観音堂の十一面観音すよ! しかも国宝でっせ! 全身写真と、正面、後姿と3枚写真持ち歩いてますわ!」
と、「どの仏像のどこがセクシーか」について盛り上がってしまいました。
仏像の写真を持ち歩いているのは本当ですので、リアル知り合いの皆さん、いつでも言ってくだされば写真を取り出して、「仏像の魅力」について語りますよ。
なんなら一緒に、ハァハァしまひょうか。
ところで、このブログは、HMJMというAVメーカーさんのHPにリンクされてあったりしますし、検索ワードにしても、エロ関係の言葉で検索して訪れる方が多いです。
たまに面白い検索される方がいますね。
「白拍子 レズビアン」とか。(これは、想像するとなかなかいいね!)
「浅井長政 お市 犯す」とか。(夫婦なんだからいいやん)
「ふたなり 上手な生きかた」とか。(ふたなりの上手な生きかたって・・なんなんだろう・・・深い・・)
エロ検索される方、そして何よりもHMJMのHPから来る方には、いつも大変申し訳思うております。
ブログ内容がご期待にそぐわないから!
ちょっとエッチ(ぷっ)なバスガイドさん☆が、運転手さんとのエッチ告白とか(ねぇよ)、AV見て語ったり、あと、えろとかさぶかるちゃーとか語ったりすればいいのかもしれませんが、そうもできねぇんで、ホンマすんません。
このブログ読んでる人のほとんどには需要が無い情報だろうけれど、ワシを魅了して離さないモノ・・・・ハァハァ・・・
仏像情報3連発行きまっせ!
☆ 東京国立博物館にて、3月31日〜6月7日、国宝・阿修羅展が開催されます!
精錬な美少年の面影の興福寺の阿修羅を、生で関東地方の皆さんが見ることが出来る大チャンス! その美しさと形にファンも多い阿修羅を見なきゃソンだぞ!
阿修羅ってのはちなみに、こんな仏様だぞ!
阿修羅ファンクラブの会員は八千人を超えたらしいぞ!
前売り券すごく売れてるらしいぞ!
さすが我らが阿修羅!
じゃにーず事務所のタレントより(全然区別がつかん)絶対にかっこいいぞ! 阿修羅!
☆ 奈良国立博物館にて、4月4日〜5月25日、鑑真和上展が開催されます。奈良時代、日本に仏教の戒律を伝えるために、何度も失敗し遂には視力を失いながらも唐(現在の中国)からやってきた鑑真和上。
永く修理をしていた唐招提寺の金堂も今年の秋に完成し落慶法要が行われるぞ!
盲目の鑑真和上が瞑想する国宝の鑑真和上像は、普段はある一定期間しか公開されません。私も実は未だ実物を見たことがないのです。
そんな鑑真和上と奈良国立博物館で出会えちゃうぞ!
鹿と戯れながら奈良公園におこしやす。ついでに東大寺の大仏、三月堂の不空絹索観音などの奈良仏像めぐりもいいかもね! 南大門の運慶・快慶作の金剛力士像は大迫力だぞ!
☆ 昨年から来年にかけて西国三十三ヶ所観音霊場巡りの中興の祖・花山法王の千年忌で、次々と霊場の秘仏が公開されて、仏像好きにはたまんないね!
西国三十三ヶ所第十六番目の札所の京都・清水寺のご本尊も5月31日までご開帳してるぞ!
私は秋に3回ぐらい仕事兼ねて見たけど、昨日また見にいっちゃったぞ!
清水型と言われる、二本の腕を頭上に高く掲げた独特のお姿の十一面千手観音様は、私の一押し! 今見とかないと、次はいつ見られるかわかんないぞ! 基本は三十三年に一度の公開だからね!
と、いうわけで、昨夜は久々に京都市内に出てました。
ここんとこ、出たかったけれど腰痛やら睡眠不足やらで休日引きこもってたのねん。
だけど昨日は腰をあげて岡崎にある府立図書館に行って、そのまま勢いで岡崎から清水寺まで歩いて、それからまた四条河原町まで歩きましたわん。人多いー。
ちなみに、22日まで、東山界隈ではすっかり恒例となった花灯路、やっております。
私は今年は行ってないけど、去年ぶらぶらしてたら、偶然ガイドの先輩にあって(向こうは仕事)、
「何してんの? 1人? 1人? 1人?」
と、やたらと「1人?」と聞かれてしまいました。
先輩・・・私はいつも1人です・・・・基本1人です・・・
それはともかく、生け花のライトアップも綺麗だし、青蓮院(親鸞上人が出家したとこ)、知恩院(浄土宗の本山、三門は日本一、ラストサムライのロケ地)、高台寺(豊臣秀吉の正室・北の政所の眠るお寺)の夜間拝観、聖徳太子が建立したと言われる八坂法観寺の五重塔のライトアップなども見られますし、界隈にはお勧めのいいお店などがたくさんありますので、是非みなさんお越しください。
人はそこそこ多いんですが、桜、紅葉の時期の異様な人出に比べればまだマシなんで、シーズンオフこそ、「そうだ、京都にいこう」
さて、そうして昨日、岡崎から清水寺まで歩いたんですが、清水寺はご本尊のご開帳に合わせて、普段見られない経蔵と開山堂まで見ることが出来ます。開山堂の中の坂上田村麻呂像は、なんと99年ぶりの公開!
何故、坂上田村麻呂なのか。
清水寺の歴史、そして坂上田村麻呂という人がどういう人なのかを語ると長くなるのですが、現在の京都に平安京という都が築かれた際のキーパーソンは、桓武天皇、坂上田村麻呂、和気清麻呂、この3人です。
平安京という都は、「怨霊鎮め」の為の「装置」が各地にこらしてある都です。何故、そこまでの装置を作らねばならなかったのか。その辺の話は、ひじょーに面白いです。
経蔵、開山堂を見た後、本堂の内陣でご本尊の十一面千手観音様にお会いして、その手に繋がれている五色の紐を握り、ご縁を結ぶことが出来ました。感動。
こちらのご本尊様は、童子の面影を残しつつ強い意志をも感じさせるお顔です。
お顔といい、形といい、とても好きな観音様です。
そしてこちらの清水寺の随求堂では、「胎内めぐり」が体験できます。
真っ暗な光一つない、本当の闇。
目を凝らしても、何も見えない真の闇。
縋るように数珠だけを頼りに光を探し前に進むのです。
そして見えた光が、母の胎内から世界に生まれた瞬間なのです。
あと、興福寺の阿修羅像ですが、以前ガイドの先輩から聞いた話。その先輩はその時、地方のわずか4人という小学校6年生のクラスを案内していたそうな。
彼らが、興福寺の国宝館(普段阿修羅はここに居ます)で、阿修羅像を見た時、1人の少年が、その美しさに感動して、涙をこぼしたそうです。
仏像って、美しくて、色っぽくて、かっこよくて、だから好き。
ハァハァ・・・
ハァハァ・・・
こ、興奮するぜ・・
清水寺の桜ですが、蕾が膨らんでおって、かわいかったです。
もうすぐ、わたしのいちばん好きな花が咲く。