2008-12-01から1ヶ月間の記事一覧

 生きよ堕ちよ ―「鬼ゆり峠」 団鬼六―

この世の名残、夜も名残、死にに行く身をたとふれば あだしが原の道の霜、一足づつに消えて行く、夢の夢こそあはれなれ。 あれ数ふれば暁の、七つの時が六つ鳴りて、 残る一つが今生の、鐘の響きの聞き納め、寂滅為楽と響くなりー ― 「曽根崎心中」道行 近松…

 バージンブルース

ジンジンジンジン血がジンジン〜♪ 梅も桜もほころびて〜 ジンジンジンジン血がジンジン〜♪ 箱入り娘は眠れない 最近、野坂昭如先生の「バージンブルース」が、常にアタマの中で鳴り響いています。なんでかわかんないけど。 クリスマスなんで、恒例の下品な単…

 酒の煙が目に沁みる

☆ この時期は夜遅くなると酔っ払いが醜態を曝しているから嫌いだ。酔ってるから何をしても許されると赤の他人に甘えるヤツらの神経が嫌いだ。人を傷つける暴言を吐いても迷惑をかけても「酔ってるから」で許される風潮が嫌いだ。仕事で散々酔客の相手してう…

 夢の残骸 ― 「火車」 宮部みゆき ―

悪い夢を見た。最悪な夢を。 宮部みゆきの「火車」をようやく読んだ。「火車」とは、火が燃えている車。生前に悪事をした亡者を運ぶ車のこと。 上司から貰った数十冊の本の中で、この本は最も手を出すのに躊躇った本だった。怖かったからだ。平気で読める自…

 ロンリーウルフ友の会

君は、ロンリーウルフ友の会を知っているかい? 何でもいいんだよ、一人で行動して、それを楽しいと思えるのなら、君は入会資格があるんだよ。 って、そんな大層な話じゃないんですが、私と友人Yとの間では、好き好んで一人で行動することを、「ロンリーウ…

あの日になんて帰ってたまるかよ冗談じゃねぇよ

先日、知人が27歳のお誕生日だということで、ふと自分がその歳の時に何をしていたのか思い返してみました。 初めての男に依存して貢いで(この頃は、この人しか男を知りませんでした)サラ金地獄。大学は留年して中退して、一応就職はしていたけれども、夜…

 雑誌雑記

クリトリス・・・じゃなくってクリスマス(しつこいっちゅうねん)近づいているから、癌薔薇らなくっちゃね! (頑張らなくっちゃと打ったらこんな変換されました)と、聖者の誕生日に向けて活動する元気もなく地味に生きております。毎年この時期は秋の疲労…

 師走に来る鬼

愛することと、信じることは同義語だと思うけれど、どちらも、私には難しくハードルが高いことのように思えてならない。それは自分自身に対しても同じことが言える。 許してやりなさいよと、もっと信じてやりなさいよ、と賽の河原の石を積むように、葛藤を繰…

 変態家族・弟の嫁さん

周防正行監督のデビュー作は「変態家族・兄貴の嫁さん」でしたね。 そんなこんなで、早く弟の嫁さんに会いたい今日この頃ですが、毎年のことながらバスガイド仕事が忙しい日々を過ごしておりました。外で誘導とかしてるから、シミ増えたなー。 そういえば先…