京都

 色を喰らう

昨年、第一回 団鬼六賞大賞を受賞して、出版に向けてただ今シコシコとお直し中の花房観音処女作のタイトルは「花祀り」です。「悦」の抄録をご覧になった方は既にご承知でしょうが、内容は、京都の老舗和菓子屋の主人のもとで修業をした和菓子職人の女性が主…

 京都に住もう

最近のわたくしはほぼ引きこもりで作業をしている。人に逢わずスッピンでジャージ姿で汚い部屋でせこせこと大真面目に作業をやっていると、ますます女ダメ山ダメ子さん進行中です。 落ち着いたらパぁーっと、京都の寺の特別公開行ったり、図書館に籠ったり、…

 金玉&オケツの京都乙女旅

団鬼六賞の賞金は死んでも全部貰うつもりの金玉夫人ですっ! お金大好きですっ! 先日、両親に引き続き、遂に職場(バスガイド)のミーティングでもカミングアウトしちゃって、もうどうしようもない金玉夫人ですっ!! ペンネーム公表しちゃったから、検索し…

 わたしの京都遊び 〜交通費往復千円以内の旅〜

最近、ホントに用事が無いと京都から出ない。買物も遊びも京都で事足りてしまう。事足りてしまうというか、京都で遊びたい。まだまだ知らないところ、行きたい場所だらけで、困ってしまう。何度も行きたい場所もある。 そんなわたしの、最近の京都遊びのこと…

 時代は、まわる

まわるまわるよ時代はまわる 別れと出会いを繰り返し 今日は別れた恋人たちも生まれ変わってめぐり合うよ 中島みゆき 「時代」 京都でのこの夏の最大のニュースは、四条河原町の阪急百貨店が8月22日で閉店したことじゃないだろうか。 繁華街・四条河原町…

 魑魅魍魎・太秦にて

東映太秦映画村には、オナニーマシーン田中君がいる。正面入り口の大手門を入ってすぐのところにいる忍者・田中君。 数年前に和歌山の小学生を修学旅行で連れてきた際に、1人の少年が、「なあ! あれ! ちんちんこすってんねんな!」 と言い出したのだ。 そ…

 煩悩欣求の灯火

夏らしいことを、全くといっていいほどしていない。 海にも行かない、山にもいかない、今年は旅行も行っていない。近場でうろうろしているだけ。夏らしいこと・・・と、いえば、心霊スポットや怪談イベント行くぐらい? それもどーかって話だ。 お盆に帰省し…

 水無月

京都で一番、季節感を感じるのがデパ地下かもしれない。 これは「金魚」といいます。水槽の中を泳ぐ金魚。 井津美屋さんの商品。 そしてこちらは、若菜屋さんで購入の「水無月」。 京都では、明日6月30日にこの「水無月」を食べます。(明日用事あるから…

 せめてお前だけは私に優しくいておくれ

春の観光シーズン(殆ど修学旅行)も落ち着きました・・・そのくせブログ書いてませんが、正直いろいろあってテンション落ちております。 今年に入ってから遭遇したある出来事でだいぶ心のバランスが狂ったことと、それに伴う人間関係のいろいろ。あと、つい…

 夏をあきらめて

恋をしていない夏なんて、何年ぶりだろう。 もうそんな夏さえあったことを忘れてしまうほど、昔。 苦しくなくて、とても自由な夏。 恋愛という熱病にかかっていない夏。 恋をしていない夏を、私は楽しんでいる。 去年より、今年の夏はいそがしくて、どうかし…

 京都繁華街の映画看板 〜タケマツ画房の仕事〜

As Time Goes Bay 〜時の過ぎ行くままに〜 あの時のキスはただのキス あの時の溜め息はただの溜め息 新京極通りから、東西の筋を少し入ったところにあったポルノ映画館の「八千代館」が去年閉館した。「八千代館」の前にはハンフリー・ボガート…

 北天の雄

☆ 清水へ 五月最後の今日、朝から清水寺へ行って参りました。京都駅は驚くほど人が少なかった。やはりまだ新型インフルエンザの影響が残っているのでしょうか。 駅からバスに乗り、五条坂で下車。急な坂道を歩いて清水寺へ。京都で一番観光客が訪れるのがこ…

 京都極楽堂書店 in 清水寺

私は自分へ平凡で地味でこそこそと「生まれてきてすんまへん」と思いながら世界の片隅で壁際に張り付いて生きている人間のつもりなのですが、人から見るとどうもそうではないらしい。 思いがけず妙な出来事に遭遇する時に、「う〜ん、もしかして私って何か変…

 ノスタルジア

☆阿修羅、東国に来る 関東地方の皆様、しつこいですが、明日から遂に東京国立博物館にて「国宝 阿修羅展」が始まります。 きっと土日は相当人が多いと思いますが、この機会にどうぞ天平の昔の静寂なる炎の如き阿修羅仏をご覧下さい。そして感銘を受けた方が…

 ごめん、昨日のちょいと訂正

ハァハァ・・・ ハァハァ・・・ 昨日の記事、ちょいと重要なとこ間違えちゃったから訂正するぞっ! 阿修羅ファンクラブの会員は、八千人を超えたと書きましたが、一万二千人を超えたそうです! (現在は東京展ファンクラブは締め切っております) こちらのフ…

 セクシーダイナマイトな、あいつ

先日、久々に会ったバスガイドの先輩に、こんなことを言われました。 「なんか仕事中に、仏像見て、ハァハァ言うて興奮しとるんやって?」 って・・・ んまぁっ! 仏像が好き! 仏像の写真持ち歩いてます! お寺に行くと仏像グッズ買います! ってことを秋に…

 禅寺の龍

そろそろ今年も「551の蓬莱」でバレンタイン限定ハート型豚饅が売られる季節がやってまいりました。この時期に京都のデパ地下を歩くと、老舗の和菓子屋が工夫を凝らした美しい和のバレンタイン商品が並んでおり目の保養になります。とは言え、やはり誰か…

 プロジェクトX 〜江戸遷都後の京都〜

前々回の記事「京都に棲む日日」に書きました京都木屋町の元・立誠小学校を舞台にした講演、明日もありますので、お近くにお住まいの皆様、木屋町探訪がてらにどうぞ。純喫茶ソワレ、フランソワなども近くにございます。昔はクンパルシータやみゅーずもあっ…

 京都に棲む日日

☆24日(どようびーん) 前日の天気予報では雪でしたが、幸いふることも無く、寒いけれども晴れた週末、久々に京都の繁華街へと参りました。目指す先は京都・木屋町の元・立誠小学校です。今は廃校となっているこのレトロな建物は昭和の始めに作られたもの…

 オトナの修学旅行

「宇治の平等院のグッズはHPで購入もできるんですよ!」 と、バスガイド仲間達に言うと、ダダ引きされた清純派バスガイドです。平等院で買ったピンバッジやレターセット持ってます。最近は、仕事中に私の姿が見えないと、「きっとあいつは、寺のグッズショ…

 北東鬼門の魔者

先日、仕事の待機中に、仏像の話になりまして、私がいつもお気に入りの仏像の写真数枚を持ち歩いていると言ってそれを見せると、同僚ガイドさん達にエライ引かれました。 私は寺も仏像も好きなので、プライベートでもしょっちゅう寺に行くし、お寺グッズも好…

 そうだ、京都へ行こう 〜「かくれ里」を探して〜

世間様のように三連休と言うわけはいきませんが、思いがけずお休みが貰えたので、さてさてどこかへ行こうかなと思案をめぐらせておりました頃、注文していた古本数冊が届きました。白洲正子の本、数冊です。 何故に白洲正子かと言いますと、こちらの日記にも…

 三年以内に死にます   ― 竹久夢二・京都の恋 ―

清水さんの観音さんにお参りする道を真っ直ぐ行くと七味屋さんがあります。その店の角んとこを折れると石畳の階段がありまして、そこが三年坂、もしくは産寧坂と呼ばれる道です。この三年坂で転ぶと三年以内に死ぬと言われております。物騒な話ですが、これ…

 雪の花咲く雁の寺

朝から雪は降り続けていて、昼過ぎに会社を出る時には道はかなりベタついているしどうしようかなと一瞬迷ったのだけれども、今日は前から決めていたので、そのまま京都駅へ向かい地下鉄に乗り換えて今出川駅で下車。 今出川駅から旧薩摩藩邸跡の前を歩き京都…

 おばけ!

前回からの京都の節分シリーズの続きです。しかし、「懸想文」って綺麗な言葉やね。 須賀神社から北へぶうらぶうらと歩きました。この辺りは学生向けアパートやら学割がある床屋をよく見かけます。何故ならこの近くに京都大学があるからです。 京都という街…

 懸想文

滝沢馬琴も「京のよきもの」に挙げている京都の神社仏閣、それはそれはたくさんありまして、私も行ったことのない、知らない神社仏閣がまだまだあります。 先日、ふと京都の節分関連で検索して初めて存在を知りました「須賀神社」。なんとなく面白そうだなと…

 サヨナラと告げる隙も与えずに

昨日は、今年入ってから最初に仕事関係者以外の人と接触いたしました。いつもの如く、元婚約者のT君ですけど・・・一緒に買物して、オムライス食って。うちの近くの小さな洋食屋さんなんやけど、どう見ても洋食屋のシェフというより、居酒屋のオヤジという…

 ラ・クンパルシータ

あの店の扉は閉じたままらしい。「しばらく休業します」の貼り紙はもう無いそうだけれども、ずっと扉は閉じたままだと聞く。 京都四条木屋町近くの風俗街の中の狭い路地に面してその店は在る。店名はマダムの好きなタンゴ「ラ・クンパルシータ」から付けられ…

 愛しの陶器ちゃん達

きゃーっ! パッパラパー! と、「パッパラパー宣言」を致しまして、女性誌のコピー風に言うなら、 「この夏、アホウになるのが、いい女」 「モテる女は、アホウになることを知っている」 「アホウな女こそ、愛される」 「アホウになって、恋をGET!」 を…

 朱の迷路

ゲイの友人T君が、一時期実家に帰っていた時に、「実家はどうですかー?」とメールで聞いたことがあります。 その時の返事が、 「げてものですっ!!」 って。 すてき 実家はげてものだそうです。今週末マイげてものにちょっくら帰ってこようと思うお姉さん…