2008-03-01から1ヶ月間の記事一覧

 花忌

3月某日 菜の花忌 どこに行っても、一番良く耳にする名前ではあるけれど、一番実態が掴めない「伝説」である弘法大師空海への興味にかられて、司馬遼太郎の「空海の風景」を読み始める。そういえば、東大阪市にある司馬遼太郎記念館にはいつか行こう行こう…

 私は海に還りたい

私には意思が無い。いつも大きな波のうねりに絡め捕られて流されて沖へ漂い、時には溺れ、どこかの岸へ辿り着いている。海岸で自分がどこにいるのだろうかと考えて辺りを見渡してさてどうしたらいいのだろうとぼうっとしている間にまた大きな波に身体を飲み…

 幸福な「不仕合わせ」

ってなわけで、ここしばらく昔書いたものを引っ張り出してUPして、改めて自分で読み返して気付いたことあれやこれや。 「孤独」と「寂しさ」は似て非なるものだ。 例えば、坂口安吾、山田風太郎、筒井康隆、平野勝之監督の『芸風』は「孤独」。 三島由紀夫…

 永い冬が終わる時

記・2006年 6月 11日 《田舎を出る一ヵ月半前に書いたものです。ここの出てくる同僚とは、当時派遣で働いていた会社の同じ部署の人達のことです。AV調教中の純情少女Nちゃんともここで知り合いました。このブログのもともとのタイトル「アダルトビ…

 欲望という名の電車

記・2006年 5月15日 《家を出ることを両親に告げた直後に書いた日記です。母には号泣されました。既に新しい仕事も決めて、それまで居た会社にも退職の旨を告げた後で親に話したのです。反対されるのわかってたし、反対されるようなことをしでかした…

 雪が消えた、蒼い山が見える

記・2006.2.26 《前回の如く、昔田舎に居た頃に書いたものです。昔ってほど昔じゃないか。まだ、2年しか経ってないんや。これを書いた5ヶ月後に私は家を出るのです。出る一ヶ月前まで親に内緒にしてたけど・・・アカン言われるのわかってたから就…

果てしない吹雪の村

記・2005.12.12 《以下の文章は、私がまだ街に戻る前、不本意な形で実家に居た頃、この地を出たい出たいと思いながら鬱々とした日々を過ごしていた頃にmixiに書いたものです。これから少しだけ、過去に書いたものをUPします。田舎に戻り、もう一…

 うまれてきてくれてありがとう

昨日の朝、友達に子供が生まれました。私より年上の高齢出産で初産なので心配してましたが母子共に健康で何よりです。 彼女との付き合いはもう20年以上になって一番古い友達です。一年前の今頃はまさか彼女が結婚して出産してなんて思いもよらなかった。彼…