2008-01-01から1年間の記事一覧

 エロは地球を救わないけど私を救う

連休は、実家に帰省しておりました。肩身が狭いものであまり近寄りたくない実家に何故帰省を決めたのかと言うと、「もしかしたら、あの人に会えるかも・・・こんな時しか会えない・・・」という微かな希望を抱いたからです。「あの人」とは・・・そう、弟の…

 恋をしなさい

あなたが自分の「恋」を語る言葉が私の耳に痛い。私は何のとりえもない人間だから、私はこれから先、誰かに好きになってもらえることもないだろうから、だから今側に居る人と一緒になるしかない、と。 あなたが自分の「恋」を語る言葉は諦めの言葉ばかりだと…

私のおもちゃ

恋人にするのならいじくりまくらせてくれる人がいい。 黙って私のおもちゃになってくれる人がいい。ほっぺたを引っ張ったり、指を舐めたり、喉ボトケを指でさすったり、乳首をいじらせてくれたり、ズボンの上からアレをすりすりさせてくれたり、私がどんなに…

 よきひとの吉野

4月某日 よきひとの吉野 「よきひとの よしとよくみてよしといひし よしのよくみよ よきひとよくみつ」 天武天皇 お仕事で、千本桜で知られる奈良の吉野山へ。実は桜のシーズンに吉野に行くのは初めてだったりする。大阪から近畿道、南阪奈道路、初代神武天…

 生まれいずる悩みなど

* 複数の友達へのメールから抜粋したり、付け加えたりした駄文ですわ。 悩みとか苦しみとかって、自分の内面の問題やん。同じ状況にあって、悩んでない人もいれば、悩んで苦しんでいる人もおるわけで。 私らから見たら、どう考えても「不幸」な状況でも、本…

 すべては「縁」から始まって

以前、書評のようなものを書いたはいいものを、すぐに出版社が倒産してしまってありゃりゃりゃりゃりゃというハメになりました、AV女優・森下くるみさんの「すべては『裸になる』から始まって」という本が、文庫で発売されやっと入手できるようになったみ…

 花忌

3月某日 菜の花忌 どこに行っても、一番良く耳にする名前ではあるけれど、一番実態が掴めない「伝説」である弘法大師空海への興味にかられて、司馬遼太郎の「空海の風景」を読み始める。そういえば、東大阪市にある司馬遼太郎記念館にはいつか行こう行こう…

 私は海に還りたい

私には意思が無い。いつも大きな波のうねりに絡め捕られて流されて沖へ漂い、時には溺れ、どこかの岸へ辿り着いている。海岸で自分がどこにいるのだろうかと考えて辺りを見渡してさてどうしたらいいのだろうとぼうっとしている間にまた大きな波に身体を飲み…

 幸福な「不仕合わせ」

ってなわけで、ここしばらく昔書いたものを引っ張り出してUPして、改めて自分で読み返して気付いたことあれやこれや。 「孤独」と「寂しさ」は似て非なるものだ。 例えば、坂口安吾、山田風太郎、筒井康隆、平野勝之監督の『芸風』は「孤独」。 三島由紀夫…

 永い冬が終わる時

記・2006年 6月 11日 《田舎を出る一ヵ月半前に書いたものです。ここの出てくる同僚とは、当時派遣で働いていた会社の同じ部署の人達のことです。AV調教中の純情少女Nちゃんともここで知り合いました。このブログのもともとのタイトル「アダルトビ…

 欲望という名の電車

記・2006年 5月15日 《家を出ることを両親に告げた直後に書いた日記です。母には号泣されました。既に新しい仕事も決めて、それまで居た会社にも退職の旨を告げた後で親に話したのです。反対されるのわかってたし、反対されるようなことをしでかした…

 雪が消えた、蒼い山が見える

記・2006.2.26 《前回の如く、昔田舎に居た頃に書いたものです。昔ってほど昔じゃないか。まだ、2年しか経ってないんや。これを書いた5ヶ月後に私は家を出るのです。出る一ヶ月前まで親に内緒にしてたけど・・・アカン言われるのわかってたから就…

果てしない吹雪の村

記・2005.12.12 《以下の文章は、私がまだ街に戻る前、不本意な形で実家に居た頃、この地を出たい出たいと思いながら鬱々とした日々を過ごしていた頃にmixiに書いたものです。これから少しだけ、過去に書いたものをUPします。田舎に戻り、もう一…

 うまれてきてくれてありがとう

昨日の朝、友達に子供が生まれました。私より年上の高齢出産で初産なので心配してましたが母子共に健康で何よりです。 彼女との付き合いはもう20年以上になって一番古い友達です。一年前の今頃はまさか彼女が結婚して出産してなんて思いもよらなかった。彼…

 三年以内に死にます   ― 竹久夢二・京都の恋 ―

清水さんの観音さんにお参りする道を真っ直ぐ行くと七味屋さんがあります。その店の角んとこを折れると石畳の階段がありまして、そこが三年坂、もしくは産寧坂と呼ばれる道です。この三年坂で転ぶと三年以内に死ぬと言われております。物騒な話ですが、これ…

 エロ子お姉さん、3分の1。

先日、久々にバスガイドのコスプレ・・・やなくって、バスガイド仕事しました。(基本的に冬と夏はこの仕事、めっちゃ暇なんです)マイク持つの久々やのうって不安になりつつ、喋りだすと楽しかったです。久々に清水寺に行ったんですが、清水の駐車場上がっ…

 接吻地獄

キスは駄目だ。 最初の男と、一番初めにホテルへ行ったのは好奇心からだった。それまでは良い友人というか話相手に過ぎなかった。年齢も20歳以上離れていたし、彼には婚約者が居ることも知っていた。でもとても気が合う、一緒に居て楽しい人だった。飲みに…

 さようなら、藩金蓮の「アダルトビデオ調教日記」

突然ですが、藩金蓮の「アダルトビデオ調教日記」、サイトのタイトル変えました。新タイトルに関してはプロフィール欄で触れております。 なんで変えたかっちゅうと、当初はNちゃんの調教メインやったんで「調教日記」やったんですが、段々内容とタイトルが…

 雪葬

夏と冬は人が死にます。 今年に入ってから数人の訃報を聞いた。暑い時期と寒い時期は亡くなる人が多い。先日も知人が亡くなった。まだ50歳になったばかりでつい先日まで普通に仕事をしている姿を見かけていたので訃報を聞いて驚いた。病気を宣告されて一ヶ…

 花のない人生なんて

もう何年前になるだろう。10年は経っていないけれども、だいぶ昔の話です。健康診断の為に、その時勤めていた会社の本社に行き用事を済ませ、その会社に併設していた撮影所の屋外セットをぶらぶらしていた時のこと。そこで時代劇の撮影が行われていて、ち…

 雪の花咲く雁の寺

朝から雪は降り続けていて、昼過ぎに会社を出る時には道はかなりベタついているしどうしようかなと一瞬迷ったのだけれども、今日は前から決めていたので、そのまま京都駅へ向かい地下鉄に乗り換えて今出川駅で下車。 今出川駅から旧薩摩藩邸跡の前を歩き京都…

 Special Sweets

秋にお仕事で見つけて、「まりもっこり」が全国進出してご当地まりもっこりがあちこちにあるのは知っていたのですが、こういうのも見つけちゃいました。上記の写真のバスガイドバージョン。まりもっこりの女版なんで、マリーモコリンというのですね。ちなみ…

 おばけ!

前回からの京都の節分シリーズの続きです。しかし、「懸想文」って綺麗な言葉やね。 須賀神社から北へぶうらぶうらと歩きました。この辺りは学生向けアパートやら学割がある床屋をよく見かけます。何故ならこの近くに京都大学があるからです。 京都という街…

 懸想文

滝沢馬琴も「京のよきもの」に挙げている京都の神社仏閣、それはそれはたくさんありまして、私も行ったことのない、知らない神社仏閣がまだまだあります。 先日、ふと京都の節分関連で検索して初めて存在を知りました「須賀神社」。なんとなく面白そうだなと…

 恋することのもどかしさ

まず何らかのきっかけやお互いの好奇心でセックスをして、そこで情が湧いて恋心のようなものが芽生えるということが大概のわたくしの恋愛パターン。いわゆる「カラダから始まる恋」ってヤツでしょうか。だから「この人のこと、好きだなぁ」と思い始める時に…

 雪の下の柔らかな鼓動

田舎からお米と野菜が少々送られてきました。雪の下に埋まっていた白菜と大根とブロッコリーとキャベツ。キャベツの葉がひらひらと開いていて、ホンマに柔らかくてふわふわしてる。以前、上司にお裾分けした際にもその柔らかさに感激されたふわふわキャベツ…

 下天のうちにくらぶれば

貼るカイロ発明した人は偉いとつくづく思います。私はいつからこんなに寒さに弱くなったんでしょうか。気合が足りないんでしょうか。雪国育ちで寒さ慣れしとる筈やのに、どうも今年の寒さに元々少ない積極性やら行動力やらが更に減少した模様で家と会社往復…

 ラーフラ

記・2005年10月28日 『シャカ国の王子ゴータマ・シッダルタは、悩んでいた。このまま一国の王子として安穏と生活していればいいのだろうか、城を出れば数多くの貧しい民が苦しんでいる、自分は、城を出て国を捨て、人が生きる意味を知る為に出家すべ…

 私の彼氏を紹介します

一目惚れという言葉使うのは陳腐で気恥ずかしいけれども、その出会いを語る言葉を他に私は知らない。 運命の出会い、縁、どんな言葉を使っても陳腐になってしまう。けれどこの広い世界で出会い縁を結ぶということ、それが恋愛じみたものであればあるほど、三…

 「誕生」 ―1995年から2008年―   後編

ふりかえる暇もなく時は流れて 帰りたい場所が またひとつずつ消えてゆく すがりたい誰かを失うたびに 誰かを守りたい私になるの 「誕生」中島みゆき 一昨年の夏まで私が居た実家の部屋には、分厚いファイルがあって、そこにはオウム真理教関連の週刊誌等の…