愛しの陶器ちゃん達

hankinren2007-08-08




 きゃーっ! パッパラパー! 

 と、「パッパラパー宣言」を致しまして、女性誌のコピー風に言うなら、

「この夏、アホウになるのが、いい女」

「モテる女は、アホウになることを知っている」

「アホウな女こそ、愛される」

「アホウになって、恋をGET!」


 を目指し(嘘)、踊るアホウに見るアホウ、同じアホなら踊らなソンソン! と、徳島に阿波踊りを見に行こうと計画していたお姉さんでございますが。


 んが。

 んが。

 んがー。

 いやあん。


 阿波踊り格安バスツアーに申し込んだところ、人数が集まらず催行中止との知らせが届きました。いやあん。神戸三宮発なら席あるわよんって言われましたが、交通費のこと考えたらちょっとバカバカしいわん。何のための格安ツアーかって。
 バスツアー安くて楽やから好きなんやけどね。寝てても目的地に連れていってくれるしー。

 しかし残念。阿波踊り見て「アホウ」になる計画断念。ちょっぴり本州脱出したかったのにー。


 ちなみに去年の夏は高知の「よさこい祭り」行きましたの。すげぇパワーがあって良かったです。高知城にも行けたしー。よさこいはエネルギー貰えましたよん。


 しかし仕事では祭系は行きたくないよなぁ!  ってツレとも話してました。お客さんが迷子になるから!


 そんなわけで今年の夏は京都を満喫するゾ! (って、阿波踊り計画アカンくなったからしゃあないわけやけど)

 あと、去年の夏は同じく日帰りバスツアー高野山にも行きましたの。高野山もステキでお姉さん満足、、、

 比叡山もですが高野山も、「下界」ではない、人間の匂いが薄い場所でしてね、行く度に魂が浄化されるような気分になるのです。下界に降りたらすぐに元に戻っちゃうんやけど、、、

 比叡山は、東塔、西塔、横川(よかわ)と三つのエリアに分かれているのですが、一般的に観光客が訪れる不滅の燈明が灯る根本中堂があるのが東塔です。でも、機会があれば西塔、横川もぜひお勧めでございます。


 伝教大師最澄きゃーっ!(天台宗の祖)
 弘法大師空海いやーっ!(真言宗の祖)


 しかし暑いっすね。
 身体洗う時にミントの石鹸使うと結構気持ちよいです。私のお勧めは松山油脂のミント石鹸。男の人なんかどうなのかしら、これで棒を洗ったら気持ち良いのかしら?


 さて、京都の夏満喫中(金が無いから遠出できひんだけ)のお姉さんは、昨夜、若宮八幡宮陶器市http://www.toukimaturi.gr.jp/syuhen.htmlに行ってまいりました。

 京都五条坂に全国の陶器が集まって市価より相当安く販売しております。ちなみに写真は戦利品。手前が600円で奥が700円どす。

 仕事終わってからなので、五条に着いたら19時半まわっておりました。でも大丈夫! 23時までやってるから! でもさすがに夜になると売る人もダレてたねー。まあいいけど、ゆっくり見られるから。

 陶器市は何度も来ていて、ロンリーウルフ貧乏生活のくせに食器だけはやたら持っているお姉さんなのですが、今年の私のテーマは、


「外見より実用性」

 で、ございました。

 だってぇ〜いつもぉ〜「いやぁ〜ん、可愛いぃ〜ん!」「きゃーっ! 安いーっ!」で買っちゃうから、使わない小皿やフリーカップやおチョコ(酒飲まないのに)がやたらあるんですよね。
 ほんで、いざ実際に使う食器で使い心地が良いのが無くて百均で買ってるという・・・。


 そんなわけで、今年は「実用性」をテーマに幾つか購入しましたの。
 
 なんたって、店の数が多くて種類も豊富で、実用的な器から作家さん達の作品までよりどりみどりでございます。10日までやっておりますので、お近くの方は是非どんぞ。近くやなくても来い!


 しかし陶器ってええわー。
 お姉さん、モノの良し悪しは正直全然わかんないんですけどね。仕事に関連して、清水焼だと常滑焼だと丹波立杭焼だとの備前焼だの信楽焼だの程度の知識はございますが。


 陶器って、どこか普遍的な物質だと思うんですよね。時代という大きな波に流されることもなく逆らうこともなくそこに立ち尽くす墓標のような。その時代に生きていた人間の、墓標。
 だけど脆さもあり、そこがまた儚くもあり美しい、まるで人の「心」のようだな、と。


 近くの六道珍皇寺では「六道まいり」をやっておるので、この世とあの世の境の六道の辻で、鳥辺野の精霊達のつかのまの帰郷を珍皇寺の冥土に響くと言われる迎え鐘をついて歓迎しようと思いましたが、陶器が重くて歩くのしんどくて断念。「六道まいり」も10日までやっております。露店とか出ておりますよん。

 冥土にまで届くと言われております「迎え鐘」の音は確かに独特の響きでございます。六道珍皇寺には地獄の閻魔大王と、昼は嵯峨天皇に、夜は閻魔大王に仕えていたと言われる謎の才人・小野篁の像もございます。


 陶器市の開かれる五条通りには普段はひっそりとしているのですが、若宮八幡宮という陶器の神様がおられますので、この機会に御参りしてきました。

 今年も陶器市来させてくださいまして、ありがとうございます、と。

 思えば私は、去年7月いっぱいで前居た会社を辞めて、その後すぐ8月2日に引っ越したのですが、引越しを急いだのはこの陶器市に間に合わす為でしたの。


 食器一つで、食卓の雰囲気も随分違うもんでございます。茶を飲みながら、飯を食いながら、「陶器ちゃん可愛いー」とかいちいち思っちゃうわけなんですが、バカみたいやけど楽しいっすよ。

 愛する可愛い陶器に囲まれて生活するのは。