百鬼夜行


 今日は、東山花灯路http://www.hanatouro.jp/に行ってまいりました。京都東山の三条から清水寺までの参道沿いに灯籠が灯され、それに伴い界隈の寺院の夜間拝観などが行われております。夜間拝観しているのは以下のお寺です。

高台寺豊臣秀吉正室北政所ゆかりの寺)http://www.kodaiji.com/
知恩院(浄土宗総本山)http://www.chion-in.or.jp/
清水寺(清水の舞台で有名)http://www.kiyomizudera.or.jp/
青蓮院浄土真宗の開祖親鸞ゆかりの天台宗の寺院)http://www.shorenin.com
です。あと、拝観はしておりませんが、八坂法観寺という京都最古の五重塔がライトアップされております。


 その界隈でお勧めのお店など。


井和井(和モノ・お香など)http://www.kyoto-iwai.co.jp/
京都くろちく(和モノのオリジナルブランド)http://www.kurochiku.co.jp/index.html
松栄堂(お香)http://www.shoyeido.co.jp/menu.html
舞扇堂 桜庭店(桜グッズなど)http://www.maisendo.co.jp/shop/sakuraba/index.html
七味屋本舗(そのまんまだけど七味です)http://www.shichimiya.co.jp/
イノダコーヒ(京都の人間なら皆ご存知)http://www.inoda-coffee.co.jp/
長楽館(喫茶店もレストランもしております。明治時代の洋館。ゴージャス!)http://www.chourakukan.co.jp/


↑井和井と京都くろちく、松栄堂イノダコーヒーは、HPの中の清水、または二年坂、三年坂支店をお探し下さい。

 井和井とか、くろちくに入ってまうと、もう欲しいもんだらけで困るのよん。すげーツボなんだもん、ここの商品。私の財布も化粧ポーチも、くろちくの商品です。和モノが好きなんだよっ!

 灯籠に照らされた道に、幾つか生け花が展示してあり、それも良かったです。あと、円山公園の中の池には竹筒を灯籠のようにして火が灯されてました。ライトアップされた八坂法観寺はめちゃめちゃいいです。

 それからね!着物姿のギャルがたくさん居て可愛かったっすよっ!和ギャルはいいよね、、、くすくすくすくすくすくすくす、、、、、(友達に、あんた女なら何でもアリなのかと言われました。)


 勿論桜はまだ咲いておりません。しかし、その方がいいのかも知れないと思いました。この夜道に妖気を孕む桜までが加わると美しさに感動する以上に得体の知れない不安に襲われそうな気がするのです。言うまでも無く、「桜」そして「京都」には死を誘うイメージがあるからです。

 この辺りは、昔、鳥辺野と呼ばれた死者が葬られた土地でした。高台寺というお寺の前には、百鬼夜行の絵が映し出されています。そして「狐の嫁入り」も、この東山花灯路の期間に行われます。死者が葬られた葬送の地だから、この辺りは百鬼夜行の場所だったそうなのです。
 しかしですね、この百鬼夜行絵が、高台寺の庭園に映し出されるのを見たことがあるのですが、「狐の嫁入り」にしてもユーモラスで可愛らしくて、不気味さとかは不思議と感じられないのですよ。


 百鬼夜行の妖怪達より不気味なものが、ありました。
 円山公園の天然記念物の桜、勿論まだ咲いておりませんけれども、ライトアップされた樹の枝が風に揺れておりました。

 花をつけていない裸の桜の樹の枝が風に揺れるのが、骸骨のように見えました。骸骨が笑っているようでした。そこに集う人間達を見て笑っているようでした。

 京都という街が好きで、ここに帰ってきた私は、何か魔物に魅入られているのではないかと思うことがあります。

 骸骨が花をつけたら、またここに私は来るでしょう。夜、来るでしょう。百鬼夜行に連なるように、この道を歩くでしょう。


 京都は、怖い街です。不気味な街です。だからこそ人は魅せられ繰り返し訪れるのです。