花のもとにて

 結婚記念日に(4/1)夫から「聖徳太子」(ふくしま政美・画、滝沢解・原作)という漫画をもらった。去年の誕生日に同じコンビの「女犯坊」をもらって衝撃を受けたのだ。
 去年、ふとしたきっかけで滝沢解という名前を知り(この出会いも非常に驚愕する出来事なんだけど、いつか別の機会が書きたいです)代表作である「女犯坊」を読んで、そのしっちゃかめっちゃかぶりに倒れそうになった。そしたら「聖徳太子」はそれに輪をかけてすさまじい漫画だった。



 3/31は睦月影郎先生の400冊刊行記念パーティが品川プリンスホテルで開かれて、ちょっくらお邪魔いたしました。400冊て……400冊て……。
 壇上の睦月先生はいつも以上にオーラを発してすごい存在感でした。睦月先生と初めてお会いしたのは、ちょうど一年前の団鬼六賞授賞式の時です。その後、パーティや対談などでお会いする機会にも恵まれましたが、とても勤勉で紳士で優しくて素敵な男性です。
 他にもさまざまな方にお会いすることが出来ました。「和の美」を愛し描く第一人者の藍川京先生はいつもながら艶やかでした。


 
 話題の映画「サウダージ」を観た。山梨県甲府を舞台にした土方の青年達とそこで働く外国人達の物語。ずっと「底辺」という言葉を思い浮かべながら観ていた。底辺なんだけど、これが今の日本の現実なんだろうな。それでも明るく笑えて爽快な傑作です。



 柴田剛監督の「あらかじめ決められた恋人たち」の「翌日」のPVがUPされている。以前ここでも紹介した「BACK」は京都のある街角の夏の光景を切り取った美しい映像だったけれども、今回の「翌日」は、複数の人々のあたりまえで幸せな日常が音楽と共に流れていく、美しい短編映画のよう。

あたりまえに来たる翌日、恋人がいて、友人がいて、家族がいる日常。それらはどうしてこんなに切ないのか。

 是非、ご覧ください。

 





 隅田川を屋形船で下り、団鬼六先生とお花見をしてから、もうすぐ一年か。
私は今週、また歳をとります。誕生日が来ることについては何の感慨もないのだけれども、歳をとることを動機にして躊躇している何かを始めるのには、いいかもしれない。