結婚パーティという名目のゆるい飲み会

 ちょいと前の話ですが、9月18日に大阪某所にて場所で、結婚パーティという名目のゆるい飲み会をいたしました。この日は、夫と知り合って一周年と一日&団鬼六賞大賞受賞の一周年です。結婚式や披露宴は最初からするつもりがありませんでした。めんどくさいから。だけど、いい場所を見つけたので、せっかくだしと何かやることに。
 会場は、古いビルの6階の和室と屋上のレンタルスペースです。駅からも近くてとても便利。大阪駅からも地下鉄一本で来られるし。
 12時から21時まで、こちらをお借りしました。ちなみに料金は余裕で1万円以内です。

 友人達に「何時に来てもいいし、何時に帰ってもいい。好きな時間に自分の都合に合わせて来て。会費は無しで結婚祝もいらないから、飲み物と食べ物を何か持ってきて」と招待メールを出しました。

 ったら、総勢30人以上の友人達が来てくれて、人が全く途切れず大盛会に。美肌研究家、ピアニスト、元AV女優、怪談師、怪談作家、バスガイド、ライター、イラストレーター、ヨガ講師、大学教授、歌人、その他様々な濃い人達が、それぞれ美味しいものを持参してくださって、みんなでわいわいとにぎやかな飲み会になりました。
 特に催しとか計画せず、ホントに飲み食いするだけ。でも楽しかった。知らない者同士も多く、どうなるやらと思いましたが、なんだかそれぞれわいわいしておるようでした。

 この「会費いらんから、食べ物飲み物持ってきて」というのは、我ながら大成功な目論見でした。それぞれが「自分の美味しいと思うもの」を持ってきてくれるから、食べ物が全て高レベル。そして手作り組の料理は全て絶品でした。私の上司のちらし寿司、岩淵さんのタイ飯、まつもとのりこさんのおからさつまいもケーキ、どれも皆、大喜び。
 夫と共に、こんなパーティ、またやりたい! と話しておりました。

 文化の中心は東京だけど、関西にもいろいろ面白いことをやってる人達がいて、そういう人達が顔を合わせて、繋がって、なにかが生まれたらいいなぁとも思う。私はずっと「一人で生きていかねば」「一人で生きていく人間にならないといけない」と、人とも距離を置いて生きていたし、がむしゃらにいろいろやってきたけれど、歪みも出来てしまったし、疲れてしまったし、それに自分が今得たものは、絶対に一人では得られなかったものだ。
 人と人とが付き合っていくのは、いろいろめんどうなこともあるけれど、一人で塀をつくってそれでも楽しく生きていけるほど強くも鈍くもない人間なので、こんなふうに、ゆるゆると、人の波を漂っていきていけたらな。