「花と花」ご来場ありがとうございました!

 阿佐ヶ谷ロフト「花と花 〜団鬼六を偲ぶ夜〜」おかげさまで満員御礼でした。ご来場いただいた皆様、ありがとうございます!

 集客心配してたけど、予想外にたくさん人が来てくれてホッとしました。会場には官能ガールズの蒼井凜花さん、松崎詩織さん、うかみ綾乃さんもお越しくださいました。太賀麻郎さんが、うかみ綾乃さんを見て「(AV女優の)牧本千幸(つかもと友希)にそっくり!」と驚いておられました。言われてみたら、確かに似てる! そういえば、うかみさんの「指づかい」という小説読んだ時に、麻郎さんを思い浮かべたんだよな〜。
 蒼井凜花さんは、いつものように華やかで、その容姿に似合わぬ下ネタを連発しておりましたよ……。りんりん、「あげまん」(揚げ饅頭)ありがとー。
 そして知的美女の松崎詩織さん。最近、私は詩織さん(勝手に、しおりんと呼んでいる)の小説にハマり中です。しおりんの小説は、いやらしいけれど、すごく切ない。本当に切ない。最初に「恋人」を読んで、ラスト近くは胸が苦しくて辛くなるほどだった。普段、閉じ込めて鍵をかけている遠い記憶が溢れてしまうそうだった。「恋愛」の幸福と切なさと哀しさが痛いほど描かれて、尚且つ「官能」たりえる詩織さんの小説、すごくいいです。

 この日の出演者は、私と優秀賞の深志美由紀さん、そしてゲストにAV男優・監督の太賀麻郎さん。また女優のやまおきあやさんによる朗読もありました。
 当日に飛び入りゲストとして、「花祀り」の表紙を書いてくださった売れっ子イラストレーターのいしいのりえさんに、プロデューサーで「家畜人ヤプー」の沼正三代理人としても知られる康芳夫さん、そして団鬼六夫人・黒岩安紀子さん!!

 安紀子さんはプロ歌手です。喋りも上手いしサービス精神旺盛で、4月のお花見の時に最初にお会いした時も驚愕しました。この日も歌を披露してくださり、いろいろ爆弾トークをしていただきました。おもしろすぎる……。

 最後に私が、「バスガイド口調で団鬼六の半生を語る」というのをやりましたよ……。彦根⇒大阪ってな感じで、名所案内をしながら。この時だけはちょいと緊張しました。まさか人前で、団先生のことを語る日が来るとは思いもよらなんだ。

 何を喋ったかよく覚えてないんですが、大盛況で良かった。
 前日まで台風でえらいことやったんでどうなるこっちゃでした。
 私の上京は、3回連続で台風とぶつかっている……。
 授賞式もだし、前年9月の「YOYOCHU」試写会の時も、その前2月に新宿であつひこくんやにむらさんや石岡さんとかと飲んだ時も、雨だった。東京雨女。私が東京が苦手苦手と思っていたのだが、どうやら東京から嫌われているのは、私の方だったのか。

 そういえば、この前、団先生と娘の由起子さんの「手術は、しません」を読んで、その中で団先生が豊臣秀次を描きたがっていたことを知った。団先生の生まれは彦根なので、秀次が城を築いた近江八幡市と近いのも興味がわく理由の一つだそうだ。団鬼六先生の描く、豊臣秀次、読みたかったなぁ。井原西鶴も。
 私はやっぱり「文学者・団鬼六」が好きなのだ。

 団先生の奥様にいただいた花束。ありがとうございます。