金玉夫人の三都物語


16日ぃい〜♪ 


 夕刻、大阪梅田の阪急メンズ館へ。
 何をしに行ったかというと、阪急メンズ館クロスレコメンドラウンジという、「様々なテーマについて自由に語り合い、いま一度“ライフスタイル”について見つめ直したい。そんな想いから阪急メンズ館がスタートさせるサロンイベント。毎月のテーマにあわせて、関西で活躍するクリエイターのトークライブを開催」の第二回のゲスト、漫才師の、おかけんたさんのトークを聞きに行ったのだ。

 おかけんたさんといえば、「えぇ声〜♪」で、「おかけんた・ゆうた」というコンビの漫才師さんである。
 実は私はアートとか疎くて全く知らんかったのだが、おかけんたさんは、現代アート収集家として有名で、雑誌に連載なども持っておられるのだ。で、ブログ見たら、なんかすごいし。
 このイベント企画が、以前お世話になりました、大阪南森街のメンバー達が関わっておられるので、ちょいと場違いかなと思いつつ、お邪魔いたしました。

 阪急メンズ館とか普段全く行かないし・・・ましてやこのトークライブの会場であるメンバーズラウンジとか、このまま生きてたら、足を踏み入れることは無かったであろう場所である。思ったより小さい部屋に、椅子とテーブルが並んでいて、フリードリンクで、カーテンで仕切ってあるのが、なんか金持ちの匂いがする・・・金持ちの匂いのする場所に行くと、どうしてもおどおどする悲しい体質の私・・・。

 本日の司会は、南森町208を主宰されていた岩淵拓郎さん。またこのことは後日書きますけれど、団鬼六賞受賞作のアイデアは、京都で岩淵さんと会った時に浮かんだんですよ、実は。

 アートとか、ホンマに全然疎いしセンスも無いし、わからんし・・・とか思いつつ、おかけんたさんは若かりし頃からずっとテレビで見ていた芸人さんですので、場違い&無知丸出しながらも、楽しみにしておりました。

 さて、そして時間になり、おかけんたさん御入場、トークが始まりました。

 詳しい内容はおいといて、感想は、「すごい」のひとこと。
 面白かったし、プロだから当たり前と言ってしまえばそれまでなんだけど、プロの「喋り」の凄みを見せ付けられ、圧倒された。
 例えばテレビで見る「芸」は一方的なんだけど、20人ほどしか入れないこの会場で、観客と絡みながら、自身の歴史とこだわりを笑いをとりながら語り、時間ちょうどの完璧な構成で語りつくすという、その「他者」を自分の「芸」にとりこんだ見事な「話芸」に、くらくらしてしまった。
 そして、知識がものすごい。私はホント、アートのことは全然無知なんだけれども、観客達が持ち寄り語る「アート」に対しても、その豊かな知識を交え、見事にコメントされていた。勿論、本業は「漫才師」であり、現代アート収集は「趣味」なんでしょうけれど、もう、それは「趣味」とかではなく、立派な「芸」と言っていい域なんじゃないかと・・・無知な私がそういうのもなんなんですが、無知なりに感動しました。

 アートに関しては、ぱっぱらぱーなんだけど、おかけんたさんのおっしゃっていたことの根本は、他のこと、例えば文章とか仕事とかとも大いに繋がり、考えさせられました。そしてやっぱプロの「芸」を目の当たりにして、自分もいろいろ頑張んなきゃなぁ、精進せなあかんと、久々にパチンと、ハリセンでツッコミを入れられたような夜でした。


このイベントについてのおかけんたさんのブログhttp://blog.livedoor.jp/okakenta_mangekyo/archives/51595146.html

第3回は、1月23日。ゲストは安田謙一さんhttp://www.hankyu-dept.co.jp/honten/hankyu-mens/information.html#f5e101013





17日ぃい〜♪

 前日夜は、大阪泊まって、朝に京都三条に移動。この日のお昼は、エクラン会という、昔、京都の映画館の看板を描いておられた看板絵師の先生を囲む会に出席。京都南座の顔見世の際に掲げられていた絵が飾られている旅館で、飲む。師走なので、忠臣蔵の映画などが話題に。
 そして、「今年も一年、元気でお疲れ様でした。来年もよろしく、良いお年を!」と、最後は南座の元支配人により、一本締め。


 そしてわたくしは、神戸に移動。
 南京町でお茶を購入した後、夜に三宮で友人が出演するジャズライブに行きました。三宮駅で、歌人でライターで・・・・っていうか、最近いろんなことをされているので、肩書きがありすぎる、とにかく多才な伯爵こと北夙川不可止氏と待ち合わせ、ジャズを聴きに。
 師走なので、今回のライブのテーマは、「クリスマス」。
 
 街はどこもかしこもサンタクロースとツリーとトナカイ。
 月曜日に先輩のお見舞いに行ったら、病院のロビーにもクリスマスツリーが飾られていた。

 そうか、もう今週末なんだ。

 わたしは、「ゼニのにおいのするところ」になれていなくていちいちビビるのだが、あと「おしゃれなひとがいる、おしゃれなばしょ」とかにもなれていないので、おどおどしてしまう。
 あと、くりすますむーどただようような「しあわせ」つまりは、ひとがいる、じぶんひとりじゃない、しあわせ、それにもなれていないので、ちょっとこわい。しょんべんちびったらゆるしておくれ。