あなたにここに、いて欲しい

hankinren2009-10-09



 画像は、本日仕事でユニバーサル・スタジオ・ジャパンに行った際に(と、いいつつ私達は場内には入れない)ユニーバーサルシティ・ウォークをぶらついてて、大阪のお土産SHOPで購入した、なんばグランド花月のよしもとキャラクターシールの、一部分です。

 そう・・・坂田利夫前田五郎のコメディNO.1です。隣はしっかり中田カウス&ボタン(敬称略)。いや、つい、このシールは、次に生産される時は、この部分は変わってるやろなと思うと、「レアや! 今のうちに買うておかな!」と思って2枚買ってしまった次第でございます。ホンマ下衆なオバハンですんませんなぁ。

 ユニバーサル・シティ・ウォーク、なかなか面白いですよ。これを買った3階のお土産屋を徘徊すると、大阪のコテコテぶりがよくわかる。こんなの日本で大阪だけちゃうかなぁと、洒落の塊みたいな土産物がたんとあります。売ってるモノが、ホンマにこてこてで、隣の都道府県でも京都とは色が違いすぎて素晴らしい。あ、たこ焼きミュージアムとかもあるよ。

 仕事でいろんなところに行くのですが、お土産物屋を覗くと、その土地が何をアピールしたいのか、何を勘違いしているのか、そんなお国柄がよくわかります。
 最近は各地で、なんとかレンジャーの戦隊モノがおって楽しい・・・和歌山にはキシュウレンジャーおるし、三重県伊賀にはイガレンジャーがおります。
 私は、こういうバカバカしいモノや、ツッコミどころ満載のモノが好きで、地方に行く程こういうモノが多くて嬉しくなってしまいます。
 東京で売られている顔が国会議事堂の「永田町キティ」も、思わず買ってしまいましたわ。北陸の「小林幸子キティ」には負けるけど。
 日本人って、バカだなぁー(嬉しい)


 社長秘書業(実はただの事務職)を辞めて一週間。まだ一週間なんですけど・・・・ホッとしております。いろいろと、今まで精神的にも肉体的にもストレスに蝕まれていたんだなぁと気付く日々。働いてたら当然にあることだけれども、だけど、目の前が暗くなるまでに私はそこから脱したかった。
 とは言え、今年は春の新型インフルエンザキャンセル分が秋に繰り越しておりちょこらちょこらとバスガイド業が入って暇ではないので、またボチボチ、気分次第でブログの更新が滞ることもあると思います。わかんないけど、書きたくなれば書く。てきとーに。





 台風の夜、急に寂しさが込み上げてきた。
  孤独に泣いた。
  たまに、こういう夜がある。
  セックスしたいという欲望とは別に、人肌が恋しい時がある。
  あなたにここに、いて欲しい。
  だけど、それを、一番言いたい人には、言えない。
  そうして、このまま死ぬまで「呪われた男運」を背負って生きるのかと思うと、絶望する夜がたまにある。
  だから、救われるために、私は絶望を文章で描いていこう。
  絶望の中にこそ救いは見えると思うのだ。





 今更ながら、森達也監督の「A」「A2」を観ました。
 御存知ない方に、オウム真理教(現アレフ)の内部から撮影されたドキュメンタリーです。内部からと言ってもオウム寄りではないです。ギリギリのバランスの公平な視点。
 「A」は京都大学大学院在学中に入信した荒木浩広報副部長を中心に描かれる。どこからどう見ても、「いい人」で、だからこそ、観ていて心の奥底からもやもやした感情が沸き立たされた。荒木浩広報副部長だけではなく、皆、いい人で、小林よしのりが当時言っていたように「純粋まっすぐ君」で、だからこそ重いのだ、その「いい人」さが。

 続編「A2」では、上祐史浩が刑期を終え出所する。オウム真理教が頻繁にテレビに出ていた頃、弁舌達者な彼には「上祐ギャル」と言われる気味が悪いとしか思えないファンがいた。大量殺人を行った教団の幹部を「かっこいいー」と追う女達。あれは一過性の狂気かと思っていたのに。
 mixi上祐史浩氏がいることを、御存知ですか? 私もこの映画を観ていろいろ検索して初めて知ったのだけれど、上祐氏のページを覗いて、その「紹介文」(他人が彼を紹介しているのです)を読んで、「上祐ギャル」の頃のもやもやした気持ち悪さを再び感じた。

 「A」「A2」に関しては、改めていろいろ書きたいのですが、まとまらないままです。まとまれば、いつか書きたいとは思ってはいます。

 自分が今まで生きてきて、一番衝撃的な事件がこのオウム真理教事件だったのです。
 「あそこに居たかもしれない、私」
 を痛感して、当時、雑誌記事や関連本を読み漁り、今でも記事のスクラップが残っている。滝本太郎弁護士のブログは今でもたまに読んでいます。
 滝本太郎弁護士が脱会した信者に聞かせていたという中島みゆきの「空と君との間に」という歌の、



>君が笑ってくれるなら 僕は悪にでもなる


 という歌詞は、当時衝撃で、あろうことか私はこの後、まさにその歌詞通りの選択をして、堕ちた。


 オウム真理教事件、「A」「A2」については、まだ思うことはまとまってないのですが、この事件が起こった「1995年」という年、(同じ年に阪神淡路大震災もありました)について、去年、「オルタ」という雑誌に書かせて頂いておりますので、次回に、その記事をUPしようと思っております。感想とかいただけたら嬉しいです。
 オウム真理教事件について、私は「加害者だったかもしれない私」という視点で観ているのですが、友達とかに聞くとそうは思わないらしくて、じゃあ皆さんはどう観てるんだろうかというのは気になるところです。
 つーことで、次回。





☆ 下ネタ中心ブログ「狂蓮集」更新しました。先日休刊いたしました「DMM DVD」に連載していたコラム「アダルトビデオ調教日記」の最終回です。
 最終回なので、ホンマにAV情報誌に相応しくないとしか思えない内容を書いてます。相応しくなくても、いいけど。相応しい内容ばっかの雑誌なんて、面白くないもん。
 私だって、「エロ本に相応しくないかもしれないけれど、面白い文章」があったからこそ、エロ本を買い続けてきた。少数派かもしれないけれど、でも、エロ本買う人間ってオナニーしたいだけじゃないと思うよ。自分がそうなんで、すごくそういうものに突き動かされてここまで来たのでそう思いたいだけかもしれないけど。


 ともかく、読んでくださいませ。
 読んでくれると、わたしは幸せなの。




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