あなるんるん

 どようびーん


 午前中は仕事。夕方より「新耳袋殴りこみナイト イン 大阪」に、行く。こういうイベントって、大阪ってあんま無いから貴重だ。何でもかんでも東京から発信されてて、まるでカルチャーは東京にしか無いような錯覚を覚える。自分が行きたいって思えるようなイベントや上映会なども、東京ばっか。関西も、何か発信する「核」のようなモノがあれば、もっといろんな人に知って貰えると思うのだけれども。何でもかんでも東京から発信して、多くの東京から発信する人達は東京だけが世界の全てのように錯覚した描き方をするから惑わされもするし、そこに限界を感じる。所詮、そういう発信のされかたしかしないカルチャーの限界を。
 ちなみに、私は東京という場所が、好きか嫌いかと言われれば嫌い。肌に合わない。言葉も、街も。たまに行くならいいけれど。京都人根性なのかも。この国の都は永いこと京都やったんどす! いつかまた京都が都になるんどす! 天皇はんは京都御所にお戻りやす!


 それはともかく。
 その日。
 びっくりすることがあった。
 偶然、かもしれないけれど。
 私は、運が、すごくいいと思った。
 思いがけず、「夢」が現実味を帯びたから。

 私の「夢」を昔から知る人に帰宅してからメールした。
 運は、あなたが引き寄せたんだよと言われた。
 泣けた。

 
 昔、人前で自分の「夢」を語る機会があった。
 正直に、前に出てこう言った。

「夢はありません」

 サラ金の多重債務者で返済に苦しみながら生活してた頃の私が望んだ未来は、

「死んで楽になること」

 だった。そう思いながら死に損なって生きながらえていた。そんな人間に夢を見る権利などない、夢など見ない。あるのはただ目の前の現実、「銭」という現実。

 そして本当に死に損なって生き残り、見ることを許された「夢」がある。その「夢」のために、モノを書くようになった。その存在が無ければ、私は文章を書いてはいなかっただろうし、今、周りにいるいろんな人に出会うことも絶対に無かった。


 さてさて、それはともかく。
 打ち上げ後の飲み会で、司会を勤められた中山市朗先生に、今月号の「DMM DVD」を手渡す。
 今月の「イイトコドリ!」のページに、「除霊AV」(なんやねんそら)のレビューを書いておりましてね。そのプロフィール写真に、登場して貰ってるんですわ。

 ワシが、某打ち上げの席にて無理やり抱きついて、思い切り中山先生に嫌がられている貴重な写真が掲載されておりますので、興味がある方はどんぞ。DVDが2枚ついててヌケてお得よ! すごく嫌そうな顔されてるから!

 で、わざわざそういうモノを、この場に持ってくる自分はつくづくサドです。

 性癖はマゾで性格はサドな清純派バスガイドなわたくし。


 にちようびーん


 朝まで飲み会だったので、帰宅して寝る。でもいい天気やったので必死に洗濯だけは済ます。洗濯は好き。でもたたむのが大嫌い。

 

☆ げつようびーん


 映画館時代の同僚と祇園で激辛モツ鍋を食らう。
 彼女は新婚。

 13年間付き合っているので、私は彼女の歴代の彼氏全員と顔を合わせたことがある。こっちは紹介したことないけど(不倫と遠距離が主なので)。

 お互い、「昔の男」は、今、どうしているんだろうという話になる。


 私の方は、2人程は、たまに連絡が来る。
 どちらも会いたくない人だけど。
 とちらも無職だし。
 会えばたかられるだろうから嫌だ。
 たかりそうな人達だし。

 彼女もそういえば、昔の彼氏から久々会って「金貸して」と言われたって、前にいうてたな。別の男は借金で夜逃げして行方不明になってる。

 帰省した土産の「ハバネロ海苔」を手渡す。
 次は、京都府向日市激辛商店街に行こうという話をして、激辛マップを渡す。


 それにしても、久々の祇園の夜はいいなぁ。
 ホント、京都が好きだ。
 翌日が仕事やなければ、もっと祇園をぶらついていたかった。

 昔の恋人が、「京都は時間の流れが他の違う、だから落ち着く」と言っていたことを思い出した。
 



 
 かようびーん

 きょう。
 勿論お仕事。



 アナルが痛い。
 昨日の激辛が効いた。


 朝から何度もトイレにいく。

 映画館時代の上司が、「ケツ穴」と下品な表現をよく使いおった。

 私は上品なので、「ケツ穴」なんて言いません。


 アナルが痛かった。


 昼からちょっとマシになった。