前だけを向いて生きていけたなら、でも無理よ、それ

 私のプロフィール欄にある「社長秘書」業というのは、実はただの事務なんですが、どういった会社の事務かというと、派遣のようなお仕事なんですね(正確に言うと違うけど形としてはそうです)。
 ぶっちゃけ派遣される人は「商品」です。企業は良い商品を求めている。良い商品が沢山所属している会社は、企業の需要に応えることが出来るので潤う。じゃあ「商品価値」ってのは何かって言えばそれぞれで、ある企業にとっての良い商品が、別の企業にとっては求められていない場合もある。
 だけどトータルして、評判の良い「商品」は、商品価値が高いと見なされ、多くの仕事が与えられる。その辺の商品価値というのは本人の努力とか姿勢とかが多いに関係する。

 社長が居ない時は、私がその派遣業務をするのですが、これが、いろいろありましてね。
 昨夜も、会社を出てから携帯に電話があり、厄介なことがあった。そしてまた、今日も、「あちゃー」という電話が。緊急で携帯の方にかかってくる電話なんてロクな話じゃない。

 私はついつい、自分とこの会社の人、特に自分が教えた娘を「傷つけたくない」と思ってしまう。だけどビジネスというのは非情なモノなのです。傷つけたくないというのは綺麗事も含んでいて、自分が悪者になりたくないとか、怒られたくないというのも、正直ある、多分。
 昨夜は、その「傷つけたくない」という気持ちが、迷いを生じさせて、電車の中でアタマを抱えてしまった。だけど、私が気に病む程、働く女の娘達はか弱くなく、たくましいので、倒れても起き上がる。そうやないと、いっちょまえに働くなんてことできないしね。
 
 社会で働く女は逞しい。
 働く女が好きだー。


 私は妙な知識とかがあり、口が達者で傲慢なので、父親は私のことを「女として好きじゃない」のは間違いない。おまけに長女なのに、1人だけ独身。
 私は良く、「年の離れた人ばかり好きなんだね」と言われるし、実際年上ばかりと付き合ってきたのだが、それは同世代、年下の男には好かれないのですよ。可愛くないし、怖がられる。性的な事を露悪的に口に出したり書いたりすることだって、引く男がおるのもわかってるしよ。例えヤリマンだったとしても、ヤリマンじゃないフリした方が相手を安心させるから、男に好かれたい女はそうするしね。


 男に守ってもらわないと生きていけなさそうな娘とか。
 驚くほどモノを知らなくても「えへへへ」と可愛く笑って生きていける娘とか。
 私って、天然だからとか、私ってボーっとしてるからとか、そうしてトロさとか怠惰さとかをごまかして人任せに上手に生きて、「可愛い」と思われてる娘とか。
 とにかく「女上手」な、媚の名手とか。
 

 そういう娘の方がいろいろ許されて楽に生きられるのじゃないかなぁと思う。可愛いって、言われて。

 だけど、年上でも年下でも、私の好きな女性達は、みんな知識欲もあり、仕事が好きで、「オトコマエ」な人達ばかりなのだ。


 さてと。
 やっとこさ夏休み。

 田舎に帰って甥や姪と戯れてきます。
 妹夫婦+姪、妹夫婦+姪&甥、弟夫婦なども集結して。


 普段、「疲れた」とか「忙しい」とかはなるべくブログに書かないようにしてます。
 何故なら、アホみたいだからです。もっと疲れてる人や忙しい人はなんぼでもおるし、私は寝ないと鬱になるし頭痛で何も出来なくなるので睡眠時間はとろうとするし。
 マイナスのことを書くと、心配されたりするので、それも申し訳ない。
 

 だけど正直、ストレスで精神的に辛い時も、1人で泣く夜も多くあったし、疲労と睡眠不足でボロボロの時もあった。
 すごく哀しい出来事もあった。

 普段辛そうに見られなくて、能天気に幸せそうに見えるらしいので、それはきっといいことだと思うけど、疲れてるんだって、ば。

 だから、夏休み、休んできます。
 待ちに待った夏休みなんで。
 目覚ましかけずに眠れるなんて、素晴らしい。

 とか言いつつ、多分、甥と姪の相手でぐったりしてるやろうけど、それが一番の楽しみなのです。男にハマってめちゃくちゃになるより、甥や姪にハマる方がいい。

 先日、清水寺音羽の滝で「アタマが良くなる水」飲みましたが、本当言うと、一番欲しいものは、精神力。

 強くなりたい、強くしたい、心を。

 来年の今頃には、今より強靭な心を持てますように。
 泣かないように、自分の弱さに負けぬように。
 
 切々と、祈る。

 思えばあの日から、願い続けていたのは、そればかり。
 強くなりたい、強く。

 心を強く。


 その願い通り、年々少しずつでも強い女になれていたとしたら。
 怖がられても、可愛くなくても、しょうがない。
 それで、いい。





 さてさて、実家&和菓子好きな妹へのお土産ですが、最近の私のお気に入り「おもたせ」は、これです。
 鶴屋吉信さんの「つばらつばら
 京都の百貨店だけではなく、例えば大阪梅田の大丸、阪神、阪急各百貨店などでも買えます。

 満月さんの「阿闍梨餅」もおススメですが、ちょいと日持ちがしないので。(美味しいモノは大抵日持ちがしない)
 夏らしく文の助茶屋さんのわらび餅なんかもいいかもしれない。