夏はまだ終わらない、終われない


 実家で甥と姪と戯れまくる。
 5歳と3歳が暴行したり、登るので(ヤツらの中では「登る」がマイブームらしい)全身が痛いので、翌日市内の温泉に行く。観光客っぽい、でも地元。地元だから誰かに会うだろうと思ったら、前日までうちに来てた弟嫁にばったり会う。
 弟嫁、相変わらず、素敵。
 「お姉さん」と呼ばれると嬉しい・・・いや、なんか背徳的で・・・

 休日の筈なのに、仕事(社長秘書業)の方で、いろいろトラブルがあり、その対処やらでまいる。1人の人間のルーズさに、いろんな人間が振り回される。何度も注意してるのだけれども、直らないのだ。



 それはともかく、今日。

 何の脈絡も無いけれど、ふと、思った。


 愛あるセックス(ここでは恋愛感情を伴うセックス)は、私を地獄に落とす。
 いつも、ではないけれど。

 そして、愛のないセックス(恋愛感情を伴うセックス)に、何度か私は救われた。
 多分、所詮セックスなんて、この程度のモノなんだと思わせてくれるから。
 セックスなんて、対して意味がないことだと。
 

 今は、愛あるセックスはいらない。とても怖いから。
 セックスをして、「愛してる」と思ってしまうのが怖い。
 今はいらない、当分いらない、すごく怖い。
 数年前と比べると、随分と私はヘタレになってしまった。
 
 あなたは強い女が好きだから、弱い私から離れたのだろうけれど、あなたの言う「強い女」達だって、自分が心を許す人達の前では弱い自分を見せて泣いていたよ、きっと。私はあなたの好きな強くたくましい女には、なれない。
 あなたを好きでいる限りは、私はうんざりされるだろう。
 あなたとは、もう、どう転んでも、恋人同士にはなれないことは思い知った。
 次に会う時は、あなたの好きな強い女に。
 多分、その時は、私はあなたのことを好きじゃないから、なれるかもしれない。
 
 



 今日は、五山の送り火の日です。
 京都市内の五つの山に火が燈されます。
 いわれは諸説あるのですが、先祖の魂を彼の岸に送る火です。


 「いとしのエリー」という漫画で、主人公のカップル(先生と生徒)が京都に来て、この送り火を見ながら見とれて、自然にプロポーズの言葉が出てくるシーンがある。
 そういえば、何度も送り火は見てるけど、誰かと見た事はないや。

 今年は行きませんでした。
 やらなあかんことがたくさんありすぎて。

 来年は、行きたい。

いとしのエリー (1) (MF文庫)

いとしのエリー (1) (MF文庫)