頑張らずに生きていきたい

 小室哲哉逮捕で、小室友里を思い出しました。確か、小室ファンだから芸名つけたんじゃなかったっけ? 知人宅で見たあるドラマ物の小室友里はちょっと普通じゃないぐらい可愛かったです。ホント、普通じゃない輝きを放っていた。とか話を逸らしつつ、小室哲哉ファンでは無いけれど、逮捕にはいろいろ考えさせられちゃいましたね。

 奈良国立博物館正倉院展はそろそろ終わりますが、京都御所の拝観が始まったり、紅葉のライトアップが始まったりと、ホンマは書いてる場合じゃないんですが、宣伝だけはしときまんねん。ワシ、ナニワの商売人やさかい(嘘です。大阪には住んだことはありません)


 宣伝
 ↓



 DMM DVD12月号にコラム&レビューを書かせていただいておりまする。
 とっても日本史の勉強になると評判の(?)コラム「アダルトビデオ調教日記」では、今回は、日本史子だくさん列伝と、古代に信仰されていたある動物のことと、その信仰されていた理由について書いております。


 そして、「イイトコドリ」のコーナーではですね・・・・


 あの・・・・


 この・・・・

 えーっと・・・・


 実は、今回は非常に言いにくいんですが、レッドというメーカーさんの・・・・・


 えーっとね・・・・

 「バスガイドと運転手のセックス事情」
 と、言うですね・・・・AVのレビューです・・・・


 この作品がウチに届いた時に、マジに力が抜けました。

 へなへなへな・・・・


 詳しいレビューは本誌を読んでいただくとしまして、この作品の感想をひとことで言いますと・・・・




「生々しい」

 です・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・きゃぁあああああああああああああああぁああああああああああああああああっ。





 いやん。





 いえね、もの凄く真面目にぶっちゃけますと、ワシは運転手と性行為をしたことが今のところないのですが、あの・・・細かいところあれこれとか、バスガイドと運転手の会話のやりとりとかがね・・・・すごく生々しくてね・・・正直、キツかったの・・・
 ぎゃああああああああああああああああああああああっとか思いながら見てたのよ・・・・

 ワシは現役の観光業界人なので悲鳴を挙げながら見ておりましたが、ホンマに生々しいので、バス業界に興味がある方は是非・・・・こんな会話してまんねん。


 マジな「バスガイドと運転手のセックス事情」についても語りたいのですが、私が語るとすんげぇ堅い話になりそうやし、また時間と機会があればっちゅうことで。


 そんなこんなで実は仕事が忙しいのですが、あんまり仕事を頑張り過ぎないようにしようと思います。プロとして銭貰っている者として当たり前の責任は果たしますが、頑張り過ぎないようにします。

 と言うのはですね、以前、同業者を「客」として見た時に思ったんですが、その同業者はすんごく頑張っておりましたの。汗水たらして走りまくって必死で仕事をしておりましたの。客として「彼女はすごく仕事を頑張ってるわ!」と感心いたしましたし、旅行の感想を書くアンケートにも決して彼女のことを悪く書く人は居ないと思います。

 でもね。


 楽しくなかったの。
 感心はしたけど。

 必死に頑張り過ぎる彼女を見て感心はしたけど、旅を楽しめたかというと、あんまりやった。
 必死で頑張る人を見に来てるんやないんやもん。
 楽しみに来てんの。
 あんまりにも余裕が無さ過ぎたのね、頑張り過ぎて。
 それはサービス業として、エンターティナーとしては失格だ。頑張るアンタを見に来てるんじゃないの、旅を楽しみに来てるの。目の前に「私は必死にお客様の為に頑張っています!」という人が居たら、正直イタい。

 私も陥りがちなんやけど、頑張り過ぎる人って、頑張る自分が好きで頑張る自分に満足して頑張る自分に酔ってるからね。しかしサービス業は、まず「人を楽しませること」なのであって、「自分が頑張って満足すること」ではないのであるよ。

 例えば、私が流暢に京都大原とかに行って「平家物語」を語るとするやないですか。そしたら、お客さんは「ガイドさん勉強してるねー」と誉めてくれるでしょう。でも、私が「お客様の為に私は昨夜徹夜で頑張って覚えたんです!」と感極まって泣いたとしたら、お客さんはそんな「頑張る私」に好意を持って下さるかも知れないけれども、それはサービス業の目的とは外れてしまってるのであります。「平家物語」で酔わせることが目的であって、「頑張って勉強した私」なんかは、どーでもいいというか、いらないんである。

 仕事関係者を見ても昔からそうですねん。やる気満々をやたらアピールしたがる人や、燃えまくってる人は辞める率が高い。疲れちゃうんだろうし、余裕が無いから、なにかふと嫌な出来事に遭遇したら折れちゃうんですよね。

 恋愛やってそうやないですか。
 「あなたがいなければ私は生きていけない!」なんて涙ながらに訴える女の余裕の無さって怖いでしょ?
 たとえ、心の中にそんな情熱を持っていても、「男はあなただけじゃないから」って余裕を見せている女の方が好意を抱ける。


 先日引退した、高橋尚子選手。マラソンにはあまり興味は無いけれど、私が彼女を好きだったのは、Qちゃんって、ホントに楽しそうなんですよね。勿論凄まじい努力や辛いことなんかも相当あるかも知れないけど、ゴールを切った瞬間が本当に楽しそうで、見ているこっちも楽しい気分の「感動」を覚えることが出来たから好きだった。頑張る私! より、楽しんでる私! の方が、人を幸せな気分にさせる。

 だから、「頑張って仕事をしている人」より、「楽しそうに仕事をしている人」の方がいい。楽しそうにしていると、「こいつ、楽してやがんな」「遊びながら金もらえていいねー」みたいに攻撃してくるアホな輩もいるけれどね。



 頑張りなんて見せなくていいし、頑張る自分に酔うような無様な姿も見せたくはないし、それよりは楽しそうにやるべきやと思う。それがサービス業。私はこの世の全ての仕事はサービス業やと思っておる、まず他人ありきだから。他人ありきで、初めて自分が満足できるんやから。


 とか、エラそーに書きつつ、ワシも結構人が観たら「頑張り過ぎてイタい」ってとこが多いにあると思うんすよね・・・・




 そう言えば、滋賀県石山寺では、少し紅葉が染まり始めていて、綺麗でした。
 そろそろ紅葉三昧の日々が始まるか。