それがワシらの生きる道


 以前から似てると思っている言葉。


*ブロガーとブラジャー
*一般人とチンパンジー
*フェリーとペリー


 「エッチマン」最終回を何とか終えて(中島らもの本の書評の30倍ぐらいエネルギー使ったよ)あたいの夏は終わったのよと言いたいところですが、まだまだ暑いですねん。残暑厳しいどころじゃないわん。
 だけど一応秋っちゅうことで、昨夜スーパーに買い物に行ったら、栗のお菓子コーナーが出来ておりました。栗のクッキーとか栗キャラメルとか・・・・


 にやぁ・・・・クリ・・・クリ・・クリと・・・・



         り




                         す


 きゃーっ!


 洋服売り場もすっかり秋服が出揃っておりますわね。だけどお姉さんは秋服なんていらないのっ! 来月上旬ぐらいから2ヶ月ほど観光業界が一番忙しい時期で仕事仕事の日々になっちゃうから予定なんて入れられないしきっと毎日のようにバスガイド服着てるから私服なんていらないのっ! ストッキングだけは大量消費するけどねっ! そしてその忙しいシーズンが終わると冬になっちゃってるのっ! 

 ほんでその忙しい時期終わったらすぐにメリー・クリと




   り



                     す


 いやーっ!


 の、時期ですわね。私しゃ昨年のイブはロンリーウルフで氷点下の札幌で迎えましたわ。ほんでそれが終わると1年が終わりなのね。早いわん。白髪も増える筈ですわん。頭じゃなくて別の部分に。いやぁマジに。(んな話誰も聞きたくねぇだろうがよ)髪の毛は白髪ほとんど無いんやけど、愛する人にしか見せられない部分に相当白髪多くてさぁ。見せる機会もねぇから助かってるんやけど、これどないしたもんやろねぇ。染めるべきなのかしら。剃るのは無しよ、チクチクしちゃう、だって女の子だもん。(寒くてすんません)


 さてさて陰毛白髪の話は置いときまして、私は普段テレビをほとんど見ないんです。別に理由は無く何となくそうなっちゃったの。うちのテレビはAV見る為にあるようなもんなの。AVも実はそんなに見てるわけやないんやけど。ちなみに雑誌もAV情報誌しか買わなくなったなぁ。あたし、お嫁に行けるのかしら・・

 そんな非テレビっ子な私が唯一見ている番組が、ABC放送の「おはよう朝日」http://www.asahi.co.jp/ohaasa/という朝の情報番組なんです。関西ローカルやからわからない人にはわからないでしょうけど相当面白いすよ。大体朝飯食ったり化粧したり出勤準備しながら見てるんですが、この番組に「あなたの記念日ハウマッチ! 今日のアニバさん」という視聴者参加のコーナーがあるのです。

 確か当初は普通に「今日は結婚記念日」とか言って視聴者と司会者が対話してルーレットで現金プレゼントってだけのコーナーだったのですが、このコーナーがいつからか何だか凄いことになっているのです。

 どう凄いかと言うと、「男運の悪い女達の不幸自慢コーナー」・・・
 1度や2度の離婚当たり前、旦那に暴力振るわれた、旦那が借金しとった、旦那が浮気しとった、姑にいじめられて離婚した、シングルマザーになった、離婚しても養育費もらえん、出会い系にハマった、ヤバい仕事してる男に捕まった・・・などなど。多いのが、「旦那が行方不明」・・・なんだそれは・・・

 朝から濃いよっ! そういう女達の「今日再婚します!」とか「今日は主人と離婚した記念日ですっ!」と、新たな旅立ちを明るく祝うコーナーです。いやぁ本当に明るい笑いのコーナーなんだよ。ベタベタじめじめしてない不幸自慢。
 話聞いてると本当に結構えげつないもんがあるんやけど(私なんかまだまだマシやなぁと思うね・・・)こういう視聴者参加のコーナーに葉書出してネタにできる人なわけだから皆非常に声が明るいの。吹っ切れまくって笑い飛ばしてるし。別れた旦那なんかどこで何してるか知らんっ! 私は明日に生きるんやっ!! って。
 司会の宮根アナウンサーが「あなたの記念日ハウマッチ! あなたの不幸をお金に変えましょうっ!」って言った時は笑ってもうた。このノリも関西ならではやと思うのよん。

 
 このコーナーに出てくる女性の声聞くと、タフだなぁって思うんですよ。実際は経済的なこととか本当に大変なんやろうけれども自嘲的ではなく自虐的でもなく明るい不幸自慢で小金GET(5千円〜5万円)して明日から生きていくぞっ! ってなタフさがええなぁといつも思うの。

 たまたま、なのかも知れないけど、離婚した知人女性で後悔してるって言ってる人しらないな。ほんとたまたまなのかもしれないけれども。経済的なことでは随分皆苦労はしてるけれども「離婚して良かった」って言ってる人ばっかりだ。


 男だって同じなんだけど、生きていくためにはタフにならないとねっ! 繊細ぶったりいつまでも可哀想な私に泣いてる場合じゃねぇよなぁっ!!


 「強く」なることには弊害があるとつくづく思う今日この頃ですが、生き抜くために「タフ」であらねば。


 何がタフなのか定義は難しいけれども、「打たれ強さ」なのかなぁ。強く、鈍くなるんじゃなくって、打たれ強くなること。傷ついて落ち込んでも、即座に立ち上がるクセをつけることやないかなぁ。悲しいことや辛いことなんて、どう避けてたって必ず遭遇することで、でもそれが平気になって「鈍く」なってしまうこともどうかと思うから(鈍い人になっちゃうと人の痛みがわからんから人に傷を負わせてしまうのねん)、いかに早く自分を持ち上げられるか、ですよ。


 お姉さんは、毎朝婦人体温計を目覚まし変わりにして(基礎体温っちゅうのは毎日同じ時間に計らなあかんのでね)目を覚まし、変わり映えしないメニューの弁当を作りお化粧をしながら「おはよう朝日です」を見るのです。そうして、「タフな女達」(タフっちゅうか、明らかに無茶でヤバそうな困った女の人もたまにはおるけど)が小金GETするのを見終えた後に、家を出て会社に向かいますの。


 女やってんだから、タフにならねば。
 明るく、たくましく、しなやかに、時にはしたたかに。