パッパラパー宣言
「上がって来い、ヤスっ!」
「銀ちゃん、、カッコいい、、」
「ヤスーーーっ!!!」
「銀ちゃーーーんっ!」
・・・・って、「蒲田行進曲」の階段落ちほどやないですが、先日大阪の地下街の階段でこけましてん。えへっ、恥ずかしかったです☆ ところで「蒲田行進曲」って、東映太秦の撮影所という設定なのねん。「蒲田」ってのは今は無き松竹の蒲田撮影所のことなんだけどね。
「階段落ち」した時の足の痣がまだ消えないわん。銀ちゃーーーーんっ!! ヤスーーーっ! 奥さーーーーんっ!!
ところで、以前から相当もやもやしていたのですが、言っちゃっていいかな? 言っちゃうよっ!
あのね〜コンビ二や本屋の雑誌コーナーで表紙見かける度に思うんですが・・・・「anan」って、気持ち悪くないですか? 何がって、あの「特集」が。ちなみに今回は「SEXで恋がときめく」。目次を抜粋しますと、、、、
■ ココロとカラダで愛を深める、女にとって最高のセックスとは。
■ 極上の官能を手に入れる、"感じるカラダ"のためのレッスン。
■ 伝え合うことで、もっと気持ちよく! セックスコミュニケーションの極意。
■ ゆっくりと愛撫しつくして! 愛と快感を深めるスローセックス。
■ もっと満たされるために! HOW TO SEX 完全マニュアル。
■ 感じるほどにオンナが上がる!? いまこそ"イク"を科学する。
■ 香り、ネイル、ランジェリー…。時には淫らに男を誘う、女の小道具。
いやあ、表紙のダルビッシュ君(イスラム教は男のヌードは全然アリなのね)はいいんやけどね、、以前からあの雑誌の特集記事にはモヤモヤしたモノを感じていたのです。表紙と見出しだけで相当もやもやしてしまうので中身は基本的に見ないけど。あ、以前ちょっと見て、予想以上にもやもやしててやっぱり私の肌には合わんかった。
でも正確に言うと「anan」が気持ち悪いんやなくって、「anan」精神の女が気持ち悪いっちゅうかね。この気持ち悪さについて書く為に、バックナンバーの特集記事の見出しを並べてみますね。
「スペシャル感のある女」(ぷっ)「恋のきっかけを大研究」「オンナの感度を上げる」「恋は一人だけなんて誰が決めたの?」(←バカじゃねーのとしか言いようがない)「ワンランク上のセクシー」「ラブテクニック218」「ハッピーオーラの磨き方」「ココロもカラダもピュアな女」(そんなことを考えてる時点でピュアになれないって)「正しい男の愛し方」「新・癒し系をめざせ」(作為的に癒し系目指す女って相当うぜぇと思う)「恋をする技術」「めざせエロティックな女」「選ばれる女」「男に受ける女」「恋に効くセックス」「自分の売り出し方」「恋愛スキルの磨き方」(スキル磨いてどないすんねん)「愛される女の極意」「めざせ! 今どき性格美人」「運命の恋の手に入れ方」(ぷぷぷっ)「そろそろ本気でSEXYな女」(ぷぷぷぷぷ)「男ゴコロのツボを検証」(笑) そして、この合間に、たまに占い特集が入るのねん。
あのぉ〜もしもですね〜女友達、あるいは彼女の家に行って、一冊や二冊ならともかく、↑ こ〜んな見出しのananが、ズラ〜っと並べてあったら、どう思いますか? 私ならひくっ! きしょいって思うっ!
お前それほど男にウケたいのか! 男に媚びたいのかっ! って、ひいちゃいますね。うんにゃ、そら男に好かれたいモテたいっちゅうのは大なり小なり皆あるやろうけれども、でも「男に受ける技術」を必死になって磨け! と呼びかけているかのような「特集」の羅列にはひく。思いっきりひく。
ファッション関係の女性誌の中の1コーナーとしてそういう記事があるのは別に気にならないんだけどさ。なんだかんだ言って恋愛って、一番の感心ごとではあるから。
でも「男にウケる技術」を必死に磨いて男に媚びろ! と胸倉を掴んで耳元で怒鳴っているかのような「特集」って、実は「恋愛」そのものとは遠く距離があると思うのねん。「媚」って、武装じゃないですか、女の。
「恋愛」は自分の心が裸になってしまって、相手の心も裸になって欲しいと願って、裸と裸で抱き合うもんやからさ。
ほんで上記の「特集」から漂ってくるモノは、「私はその辺の普通の女とは違うのよん。ちょっとワンランク上の『考える女』だから、いい女を目指してるのよんみたいな醜い「似非知性」だと思いますの。
だってね、恋って、バカになることだと思うんですよ。ついうっかり惚れてバカになっちゃって、あらどうしましょう困るわん、でも好きよ好きなのよん理屈じゃないの、一緒にいたいのキスしたいのセックスしたいのんって。
恋というものは人を平等にするものじゃないかしら。恋をすると皆アホウになってブレーキきかなくなってあらら困っちゃうな私が私じゃなくなっちゃうって。
何が恋に効くセックスじゃぁ〜っ!! って思いますよ。恋とセックスがセットになってりゃそらいいけど、こうやって表紙にでかい字で書かれると寒いっ! きしょいっ! って、私は思ってしまうのです。
でも「恋愛」というのはええ商売になりますねんから、それは否定しない。「anan」自体は否定しない。私とは合わないだけで。ただ、「anan精神」(笑)、の女は気持ち悪いし痛いなぁと思うだけです。皆そう思わないのかなぁ、ツレは皆ワシと同意見なんやけど。
以前、関西ローカルの番組で「モテメイク」「モテ服」の特集やってて、その後でリポーターが大阪梅田の道行く女の子に「モテ服とかモテメイクってどう思いますか?」って聞いたら、「え〜っ! モテ服とかモテメイクに惹かれて寄ってくるような男なんて嫌やからいらん〜自分の着たい服着るわ〜」と言っておりました。激しく同意。「男にウケる技術」にマンマと嵌る男って、嫌やねぇ。
恋は人をアホウにさせる強烈なエネルギーを持っているものだからねぇ。
とにかくあの表紙を見ていると別の意味で「バカになれ〜バカになれ〜」と呪いをかけているように思えますの。また自分のことをバカだと思っていなくて、人よりちょっと上の位置にいると思い込んでる真性バカ女が「男ウケ技術磨き」とか喜んでやりそうな気がするの。「自分を高める」「いい女になる」と、「男ウケ技術を磨く」とは、全く別のもんやけど。
と、ちょっと偉そうに言ってみました。
ところで写真の絵は、エッチマンに出てくる女探偵のイメージ画です。メモ用紙に鉛筆書きしただけなんで、見にくくてごめんなさい。エッチマンに関してはいろいろ設定が固まってきて、キャストもほぼ決定してるので(私の妄想の世界だから何でもありやねん)またそのうち書き垂れたいと思います。
お姉さんは、、お姉さんは、、、実は漫画家を目指していたの。目指したって言っても具体的にほとんど何もしてないのですけどね。一度、投稿したぐらいか。今でもたまに知り合いに頼まれて似顔絵とかちょっとしたイラスト描いたりはするけど。
でも人物画しか描けないの! しかも女の! 男の絵が描けないし、背景とか物とかも描けないの! そして描く女が全て巨乳なのっ! ほんで線引いたり消しゴムで下絵消す作業とかが激しくめんどくさいので漫画家諦めたの! 諦めるほどの努力もしてないけど! 描く絵が全て巨乳の女になるのは、「うる星やつら」のラムちゃんの影響と思われる。高橋留美子の漫画の女の人って、ええ乳してまんがな。小学生の頃は「うる星やつら」の女の人の絵ばっかり書き垂れていたので「ええ乳」の女しか描けませんねん。
ananもいっそ、「やっぱり男は巨乳が好き! 愛される為の巨乳レッスン」ってな特集組んだ方が、話が早いと思うんだが。AV見てると最近の女優さんは(本物かどうかは別として)ホンマに乳! 乳! 乳! って感じやけど、貧乳好きな男も結構おると思う。
恋をするとアホウになるで思い出したけど、「蒲田行進曲」なんか、登場人物皆アホウやないですか。ヤスも銀ちゃんに恋してるようなもんやし。
ところで、私の元婚約者であるゲイのT君が、ある共通の友人のことを「あの人は心がキレイで優しくてパッパラパーのアホそのもの」と評するのです。(一応誉めてるんです)「パッパラパーのアホそのもの」呼ばわりされた本人も笑ってましたが。
「パッパラパー」って、普段あんまり使わん言葉やから妙にウケたのです。いいねぇ、パッパラパー。
「幸せキャンペーン」中のお姉さんは、幸せになるにはパッパラパーになるべきだと思いました。アタマで考えるより心で動け、と。心っちゅうか、魂が求めるものに従えと。理屈は後でついてくる、悩んでも怖がってもしょうがないんやから、余計なことをグダグダ考えずにパッパラパーになれ、と。
そんなわけで、「パッパラパー宣言」したいと思います。
きゃーっ! パッパラパーっ!! いやーっ! パッパラパーっ! すてきーっ!