正月は、この世とあの世の境目に行って来た


 あけおめ○!
 今年もよろちんこ!

 せんずり貫太郎です! 
 何故、「ちんこ」はそのまま書くのに、「おめ○」は伏字なのか・・・それは私が関西人だからです。どうも、苦手なんですよね、あの関西三文字は・・・関東三文字を口に出すのなんて全然平気なんやけど・・・



 ところで、大晦日はついうっかり山岸涼子先生の「日出処の天子」に手を出して読破してしまい、その後、さまざまな意味で興奮して眠れなくなり、明け方一時間半ほど眠りについて、なんとか起きて家を出て、早朝より京都市内へ初詣にまいりました。

 行き先は昨年と同じく、「六波羅蜜寺」へ。
 
 大好きな「平清盛像」に、まずお参り。

 去年と同じく、今年も一番乗りでした。

 同じ宝物館の、閻魔大王像、地蔵菩薩空也上人、運慶・湛慶像にも手を合わせる。


 「皇服茶」を頂いて、六波羅蜜寺を後にする。

 バス停までの道すがら、「この世とあの世の境目」の「六道の辻」経由。この辺、「轆轤町」という地名なんですが、一説によると「髑髏」が「轆轤」になったとか。
 途中、「六道珍皇寺」の門があいてたので、中をくぐり、閻魔様と小野篁像へおまいり。

 そしてバスで駅に行き、実家に帰りました。
 
 田舎は、すんごい雪です。


 実家には兄弟それぞれの配偶者&子供達、叔父夫婦など、人で溢れてわけわかんない。
 
 昼飯を食べた後、甥や姪と戯れていました。
 で、3歳の姪にカメラを向かうと、にっこり作り笑顔でポーズをとるんですが、それを見て、身内だから、ですが「可愛い」と思いつつ、


「将来嫌な女になるなよー」

 と、口に出してしまいました。
 そしたら、隣にいた弟嫁が、

「すごい。こんな小さいのに、『女』やってるなー」

 と言ってました。

 私、この人のこういう所をかいま見ると、もしかしてこの人は「同志」なんじゃないか、と思うんですよね。きっと同じ職場とかで知り合えたら仲良くなれたんじゃないかな、と。
 小さい娘のそういうポーズとか見て、ただ「可愛い〜」と思うだけの人は「同志」じゃない。
 何が言いたいんかというと、そういうところから「媚」を感じとるかどうかということ。

 女が女であることを利用して生きることは、全然悪いことやないと思うんです。女なんだから。私は女であることを利用したくない! とかほざいて酔ってる女を見ると、アホかと思うのよ、ええ年してね。女に生まれた時点で、女を使っているんやから。
 けれど、その「媚」を使うことによる落とし穴に無自覚であるな、ということ。女に生まれて良かった! で、終わらない落とし穴と、だからこそ背負わなければいけないことに無頓着であるな、と。
 そういう無自覚、無頓着なままで「女」を使うバカ女は私は嫌いだ。
 
 と、そういうことを3歳の姪の「カメラを向けられるとにっこりポーズをする」ことに対して思う叔母でした。
 なーんかねぇ。深く話をしたことはないんですけれど、どうも折々の発言とかから、弟嫁は、私と似たところがあるんやないかな、と思うんです。
 夜、そんな弟嫁が、私がプレゼントした、ちりめんピアスをつけた写真を添付してお礼メールをくれる。

 やっぱり可愛い・・・

 それにしても、実家は恐ろしいところです。
 眠いし飯が美味い。
 だけど、長期滞在するにはキツいし、ましてや住めない。
 そういうわけで、昨日、京都に戻ってまいりました。


 あと、先日お知らせしました「第2回 大人の修学旅行」、1月11日(月・祝)開催ですので、ふるって御参加ください。→http://blog.livedoor.jp/kazusanosukechan/


 今年はどんな年になるのやら。
 平清盛様、閻魔大王様、地蔵菩薩様、空也上人、運慶・湛慶様、小野篁様という、ゴージャズなメンバーに、「昨年はありがとうございます、今年もよろしくお願いします」と、手を合わせてきたんで、きっと、いい年になることでしょう。

 みなさま、今年もよろしくお願いいたします。