青春と書いてオナニーと読む


男子いじめ・その1


 ある日、「会話の9割は下ネタ」の三十路独身清純派バスガイド藩金蓮さんが、SFファン(めちゃめちゃ詳しい)の20代青年T君に、毎度の如く、

「AV見てヌクんかぁ?」
「オカズは何使ってんのやぁ?」

 と、セクハラ質問を投げかけてると、その流れで、「宇宙でのAV撮影」の話になる。

 無重力での「ぶっかけ」「レイプ」「複数プレイ」「スカトロ」「ローション物」などのプレイ、あるいは男優のピストン運動のスピードなどがどうなるかとの問いに、理論立てて具体的に答えるT君の目が段々輝いてくる。

「うわっ! いろいろ考え出すと楽しくて止まらん!」


 と、頬が上気し興奮し出すT君・・・


 このT君の「宇宙でのAV撮影」がどうなるかという様々な回答が、ホンマにマニアならではの知識と構築で具体性があり、ここで軽く書くには勿体無いほど面白かったんですよ。

 その面白ネタを小出しにすると、例えばローション物あるでしょ? あれなんかは、ローションをどう出すかを間違えると女優が窒息死してしまうそうです。
 ぶっかけものもエライことになりそうで(粘度にもよるらしいが)ADさんは大変だそうです。

 現実には宇宙でAV撮影するのはまだまだ先の話でしょうが、普段私と違って下ネタを語らないT君は、いろいろ考え出すと膨らんできたようです。

 いっそ、SFとSMを融合させた小説でも書いたらどうや? と彼の人生の方向を誘導する三十路独身バスガイド・・・
 確かにSFポルノ小説などはあるけれど、T君の発想は専門的なので、そこが奇抜ですんげぇ面白いんです。(エロいかどうかは別として)


 いや、でも、無重力状態でのローソクプレイとか、鞭とかどうなるんやろね? 

 とりあえず、どんな体位もOKなんで、駅弁なんぞ楽勝だそうですよ。

 宇宙でAV撮影する日が来るといいね!(マニアは非常にヌケると思う)





 男子いじめ(?)その2

 ズリネタといえば、今更ながらですが、現在発売中の「DMM DVD7月号」の歴史エロコラム「アダルトビデオ調教日記」には、「新耳袋」で著者でもあります、作家・怪異蒐集家の中山市朗先生の誕生日パーティの様子について書いておりますの。

 三十路独身清純派バスガイドは、

「DVDが2枚もついてるからヌいて下さいね!」


 と、「DMM DVD」をバースディプレゼントに持参しました。
 AVは好みがわかんないからね!

 そんな話と、ちょいと強引な流れで聖徳太子がつかえた女帝・推古天皇について書いております。(勿論エロネタ)


 私のことだから、ロクなことを書いてないので、読んでください。本当にロクなこと書いてないけど。





 男子いじめ・その3 


23歳の知人・I君が心身共に不調なようですので、


「若人よっ! ヌけ! とにかく不調な時はヌくんだっ!」


 と、AV2本と、ローションとコンドームを渡しました。
 三十路オバハンにオナニーを仕切られ動揺するI君。
 今までの彼の人生で、他人(しかも一回り以上年上の女)にオナニーを仕切られたことはないでしょうね。しかしええ人やな、ワシ。

 コンドームはイベントで1ダース薔薇の香りのものを頂いたんですが、使い道がないもので・・・

 そういや、友達の彼氏でオナニーの際に必ずコンドームを装着する男がおります。勿体ないやんけ! と思ったんですが、男曰く、「飛び散ったら始末が大変やから」と。


 ゴムつけてしごくオナニーって、いいもんなんでしょうか。

 あたし女の子だから、わかんなーい!




 さくらの唄

 ひっさびっさに、全部通して「さくらの唄」(著・安達哲)を読む。

 初めて読んだ若かりし頃、どうしてここまで自分のことが描かれているんだろうと思った。

 あの頃の、いや、今だって残る、先の見えない焦燥感。
 わかっちゃいるけれど、どうしようもなく溢れる過剰な自意識。

 青春なんて、決して爽やかで明るいもんじゃない。
 暗くて重くて鬱屈してて、自意識だけが溢れてて、それがこぼれ出し、恥ずかしいことの連続だ。
 あの頃に戻りたいなんて、思わない。

 そして人生は絶望も夢も希望も常に「性」がつきまとう。
 払いのけようとしても、どこまでもまとわりつく「性」が。そしてそれを抱く術を知らないのだ、手なずける術も。

 青春なんて、明るくて爽やかで希望に溢れるもんじゃない。
 陰鬱で重苦しく抱えきれないものだ。

 だけど時が経ち、それなりに必死で生きてこれたならば、そんな日々も懐かしく愛おしむことが出来る。
 
 この世の全ての童貞、かつて童貞だった人達、青春なんてロクでも無かった人達、自分はオナニー野郎だと思う男&女達に読んで欲しい本です。





 せんずり・ラプソディ

 それにしても最近、オナニー、オナニー書きすぎですね。
 前回のエントリといい。

 前回も書いたが、男のオナニー話が好きなんだが、オナニーに限らず、みんなが性欲持ってて、セックスやりたがってたり、せんずりしてたりすると思うと、なんか安心するんですよ。
 

 だけどオナニーとセックスば別腹で、どちらもバランスよく摂った方が(心の)健康のためにはいいのではないかと思ったりもする。

 べつばら。
 べつばら。

 ばらんすよくしなくちゃね。
 



 青春と書いてオナニーと読む 

 青春と書いて、「オナニー」と読むのだ。

 だからワシは、まだまだ青春真っ盛りだったりする。

 今度から、「オナニー話蒐集家」って名乗ろうかな。

 まじです。
 



さくらの唄(上) (講談社漫画文庫)

さくらの唄(上) (講談社漫画文庫)

さくらの唄(下) (講談社漫画文庫)

さくらの唄(下) (講談社漫画文庫)