エロ戦士エッチマン その4

 はぁいっ! 先日藩金蓮さんは東北産の大きなニンニクを貰いましてんっ! 美味しそうやけどニオイが凄いよっ! 
 
 ニンニクを見れば♪ 〜思い出す〜遥かな尾瀬・・・やなくって、昔知人に「あなたは野菜に例えるとニンニク」と言われたことを・・・・知的で上品な京女として売り出したいのに(どこに売り出すねんって)・・・野菜に例えるとニンニクって・・・


 気を取り直して、ゴールデンタイムでドラマ化も決まった(嘘)「エッチマン」いってみようかなっ! 先日新宿某所でエッチマンの出演者達に遭遇もしたことだしっ! 謎の男役の松本和彦監督に握手して貰っちゃったしっつ!(向こうからしたら、誰やねんこのオバハンって感じやろうけど) CAMPAKEXのCD頂いたから(入場者全員貰えましてん)ミュージシャン役の松嶋クロス監督の歌声でも聞けるしっ!(これ書きながら聞いてるよ・・) 先輩保母役の森下くるみ嬢を紹介されて緊張して固まっちゃったしね! エッチマン役の二村ヒトシ監督は坊主頭になってたしね! 出家でもしたのかな?! 


 野菜に例えるとニンニク、乳製品に例えると濃厚バター(ゲイのT君に言われた)な下品女王藩金蓮様の最近の生き甲斐、愛と涙のヒューマンドラマ、「エロ戦士エッチマン」今回も始まるよっ! 


(前回のあらすじ)
 AV嫌いのヒロイン蒼井そらに、自分がかつてAV女優だったことをラーメン屋「中ダシ」で告白した先輩保母の森下くるみ。いったい彼女の真意は??



森下「私ね、AV女優だったの。それで引退作を、そこで熟女中ダシラーメンを食べている東良美季さんに撮って貰ったの・・・もう、5年ぐらい前の話だけどね」


 AV嫌いの蒼井そらは、大好きな先輩くるみが元AV女優だということを知って絶句します。


森下「ごめんなさい、隠してたわけじゃないのよ。ただ、わざわざ言うことでもないから黙ってただけで。でも、いつかはそらちゃんに話さないといけないと思ってたの」

蒼井「森下先輩・・・・私の方こそ、ごめんなさい・・・私、知らなくて、AVなんてエッチな物最低とか、そんなこと言ってて・・・先輩を傷つけてた・・・・」

 罪悪感に苛まれ涙汲むそら。そんなそらの肩を、くるみが優しく抱き寄せます。


森下「ううん・・・私の方こそ・・そらちゃんに謝らないといけないことがあるの。それと報告したいこともあるの・・・あのね、謝りたいことって言うのは、私本当は全部知ってたの。そらちゃんのお兄さんのこと。そらちゃんが何故AVをそこまで嫌うかということも私は全部知ってて知らないフリしてた」

蒼井「そんな・・・森下先輩が私に謝ることなんて無いです。でも、どうして私の兄の話を森下先輩が知ってるんですか?」

森下「報告したいことって言うのはね、そのことなの。あのね、私、結婚するの。相手は、そらちゃんのお兄さんのカンパニー松尾さんなの」


蒼井「え・・・・森下先輩が・・・お兄ちゃんと・・・」


森下「引退の少し前に、お仕事でカンパニー松尾さんと京都ハメ撮り旅行をしたのね。その時は、ホント仕事だけだったの・・・でも、2ヶ月ほど前に偶然再会して・・・急にそういう話になったの」


 「中ダシ」の市原オヤジが、張り詰めた場の空気を打ち破るように大声でこう言いました。


市原「何はともあれめでたい話やないかぁっ!! ビール出すで乾杯やぁっ! ビールは銀次のオゴリやから遠慮せんでええでぇ!!」

佐川「え・・・そんな・・オヤジ・・・」

 
 東良美季が、「おめでとう! くるみちゃん! 乾杯!」とビールの入ったコップを掲げました。
 「東良さん、ありがとう」と微笑むくるみ。二村青年も、「おめでとう」と、くるみに声をかけます。


二村「そらちゃん、良かったじゃん。森下さんが、お姉さんになるんだよ」

蒼井「・・あ、そうだね。森下先輩のこと、私『お姉ちゃん』って、これから呼ばないといけないんだぁ。なんか変な気分だけど・・でも、素敵なお姉ちゃんが出来て嬉しい」


 やっと笑みがこぼれるそらに、森下くるみは言いました。


森下「そらちゃん、『お姉ちゃん』から一つだけお願いがあるの。お兄さんを、松尾さんを許してあげて欲しいの。松尾さんの仕事のことも・・・一度でいいから、松尾さんのAV見て欲しいの。そらちゃんにとっては辛いことかも知れないけれども、とにかく一度見て欲しい。できたら、東良さんに撮ってもらった私の引退作もそらちゃんに見て貰いたいの。自分で言うのも何だけど、すごく綺麗に撮って貰って、私が私じゃないぐらい輝いているようで、一生の宝物にしたいような作品なの。AV女優をやっててね、そりゃあ嫌なことも辛いこともいろいろあったけれども、それでも私は後悔はしてないの。松尾さんに巡りあったことも、宝物にしたいような引退作を東良さんに撮って貰えたことも、それも全て私がAV女優だったからなんだもん。AV女優をやっていて、失ったものもあるけれども、確かに得たものもあるの。だから、私はそらちゃんにAVを見て欲しい」


 くるみの瞳は、真っ直ぐにそらの瞳と向き合って、優しいけれども強い光を発していました。そらは、そんなくるみの瞳から目を逸らすことが出来ませんでした。


 その日からそらの中でのAVに対しての想いが何か変化したことは間違いありません。けれども、やはりそらはAVを見ることが怖かったのです。自分の中の何かが大きく変化してしまいそうで怖かったのです。
 ある日、婚約者の青年弁護士K*WESTとデートをしている時に、そらは、彼にこう聞きました。

蒼井「K*WESTさん、AV嫌いって言ってましたよね。今まで一度も見たことがないんですか?」

「正直言って、僕も男ですから大学時代に友人から貰って見たことはありますよ。でも・・・それ以来見てないです。僕は、エッチじゃないから・・・」


 そう言いながら、彼はそらの目を見ることが出来ませんでした。自分の「嘘」に苦しくなったのです。

 K*WESTは、「AV嫌い」のそらに嫌われないように「自分はエッチじゃない」「AV嫌い」というフリを彼女の前でしていました。だから婚約はしたものの、彼女に指一本触れたこともしませんでした。家では彼女をオカズに散々オナニーしているのに。
 彼は本当は見かけによらずAVが大好きでした。彼の父親はマスコミなどにもよく登場する著名な弁護士で、彼は父の跡を継ぐために勉強一筋でストレートで司法試験に合格しました。著名な父親を持つプレッシャーと勉学の日々の中での彼の唯一の息抜きはAVだったのです。彼は「AV嫌い」「エッチな人嫌い」なそらへの想いが募れば募るほど彼女に対して嘘をついている罪悪感が重くなっていたのです。

 僕は、AVが好きだ。だけど、彼女を失いたくない。失わない為には、いつかは部屋にあるAVを処分してAVと決別しなければいけない・・・
 
 K*WESTは日に日に苦しくなってきました。だからこそ、「エッチな人嫌いよっ!」とそらに言われながらも、「だって僕はAV好きでエッチなんだから仕方ないじゃないですか〜」とAVを見続けるエッチマンに対して複雑な想いを抱いていました。



 二村青年のビデオ屋に、ある日、ふいにミュージシャン松嶋クロスが顔を出しました。


二村「あれ、久しぶりですね。最近、路上ライブが無いからどうしたのかなぁと思ってたんですよ」

松嶋「いろいろあってな・・あ、その際は、すまなかったな。ところで、これからちょっと飯でも食わねぇか? 彼女も一緒なんだよ」

 松嶋クロスの背後から、南波杏が「こんばんわっ」と、顔を出します。なんだ、そういうことか、羨ましいなと二村青年は苦笑します。どこで飯食いましょうかと二村青年が聞くと、クロスは「『中ダシ』のラーメンが久々食いたいよ・・市原オヤジの問題発言も久々に聞きたいしな」と答えたので、3人は「中ダシ」に向いました。


市原「へいらっしゃいっ! おっ! 坊ちゃん久しぶりやないかぇ!」

クロス「坊ちゃんは止めてくれよ(笑)俺だって、村西オヤジの元離れてから暴走族入ったり少年院入ったりそれなりに人生経験積んできたんだしさ」

市原「ワシらにとったら、いつまでも坊ちゃんは坊ちゃんやっ! ところで坊ちゃん、可愛い娘連れとるやないかぇ! 彼女かぁ?? 」

南波「やだぁ、私はただのクロスさんのファンに過ぎないんですよぉ」

 そう言いつつ、頬を染める南波杏。照れくさそうにするクロス。


市原「ファンや言うのは、やってええっちゅうことやっ!!」


(「面接大全」の副音声で、市原さんが本当にこんなこと言ってました)

市原「これからハメるんなら、銀次特製の体臭ラーメンはどうやっ? 具はニラとキムチと納豆でスタミナつくでっ!」

佐川「オヤジっ! 体臭ラーメンじゃなくって、大衆ラーメンですってばっ!!」
 
市原「銀次の新メニュー、カレー味で加齢臭漂う『加齢ラーメン』もどうやっ! 背脂よりこってりの『顔脂ラーメン』も美味いでぇっ!!」

二村「僕は、この銀次さん特製の『スタミナ巨根ラーメン』にしようかな、ウインナーと玉子が二つ入りの」

市原「エッチマンに変身してへん時は、せんずりしかできんヤツがスタミナつけてどないするんやっ!! ボケっ!! 」

二村「うっ・・・人が気にしてることを・・・・」


 中ダシの美味いラーメンを啜りながら、クロスは近状を語りました。結局、ケツを掘られかけた例の事務所は辞めたことを、そして路上で歌っている時に偶然そこに通りがかった別の事務所に入ることになったことを。そこの社長は「お前は才能あるミュージシャンなんだからタレント活動はせずに、ただ音楽だけやっていればいい。ただ、だからこそ中途半端は許さない」と言ってくれているということなどを。

松嶋「プレッシャーはあるけどな、、中途半端は許さないって社長は言うし、俺が自分で自分を信じられなくなって諦めてしまったら、もう今度こそそこで終わりだと思うんだよ。でも・・・俺には彼女がいるから、自分で自分を信じることが出来そうな気がする。俺のことを信じてくれている彼女の存在があるから」

 そう言って、クロスは杏の方をチラっと見ました。杏は無邪気な笑みを浮かべながら、「生中ダシラーメン」のスープを啜っています。

 そんな杏とクロスの姿を見て、二村青年は羨ましくなりました。松本さんも、最近「エッチマン、礼はいらんでっ!!」とか、何故か関西弁になってるし、歯に青海苔がついてること多いし、あれはきっと夏目ナナちゃんと仲良くなってお好み焼き食べに行ったりしてるからんだろうなぁ・・・そらちゃんは婚約しちゃったしなぁ・・・なんか僕だけパッとしないなぁ・・・主役なのに・・・


松嶋「お前は、どうすんだよ?」

 ふいにクロスが二村青年に問いかけました。

二村「どうするんだよって・・何が??」

松嶋「お前さぁ、加藤鷹みたいなAV男優を目指すっつってるけどさぁ、お前みたいにいちいち乳首舐められないと勃たないわ、変なタイミングで射精して汁男優としてすら現場で怒られまくってるヤツが、カリスマAV男優なんてなられるわけねぇって、自分でもわかってんだろ? どーすんだよ、お前」

二村「・・・ううう・・・・そんなにズバっと本当のこと言わなくても・・・」


松嶋「てめぇにおべっか使っても仕方ねーだろ。お前さぁ、AV男優じゃなくって、AV監督目指せば??」

二村「AV監督・・・そんなこと考えたこともなかった・・・男優になって、セックスしまくることしか考えてなかった・・・」

松嶋「お前がさぁ、本当にやりたいことって言うのは、AV男優になってセックスやりまくることなのか? 本当にそうなのか?」

 二村青年に問いかけるクロス。
 思いがけないその問いの答えを、二村青年は自分の心の中で探そうとします。



 ある日、いつものように「カンパニー松尾」が、妹のそらの家に新作AVを持って訪ねてきました。「見ないのはわかっているけど、ポストに入れておくよ」と、彼はインターフォン越しにそらに言いました。
 どうしようか迷ったあげく、そらは玄関のドアを開けましたが、その時にはもう兄の姿は見えませんでした。

 いつもなら封を開けずにそのまま「エッチな物嫌い!」と、二村青年に放り投げるように渡しているAVですが、くるみの「松尾さんのAVを一度見て欲しいの」という言葉が頭から離れないそらは、手を震わせながらも、その封筒を開けてみました。

 逃げちゃいけない。私は逃げちゃいけない。だってお兄ちゃんは、わかろうとしない私に、自分の作品を見て欲しいと願い続けてくれていた。自分の仕事を、私にもわかって欲しいということを諦めずに願い続けてきてくれた。私はずっとそのことに背を向けていたけれども、逃げちゃいけない。だって、いろんな女の人とセックスして、それをビデオに撮るお兄ちゃんでも、私にとっては優しくて大切なお兄ちゃんであることは間違いないんだもん。大好きなお兄ちゃんが撮り続けているAV・・・それはきっと、もうお兄ちゃんの一部なんだ。だからこそ、私にあれだけ軽蔑されてもお兄ちゃんは撮り続けて、こうして私のところに「見て欲しい」と持ってきてくれている。お兄ちゃんの一部であるAVから、逃げちゃいけない。

 そして、私がAVを嫌いだということを知っていて、きっと私の言葉に傷ついたこともあるだろうけれども、いつも私に優しくしてくれていた森下先輩。大好きな森下先輩。彼女の「お願い」をここで私が無視したり、「やっぱりAVなんて嫌い!」と拒否してしまったら・・・私は本当に大事な二人の人間を失ってしまうことになる。お兄ちゃんと、森下先輩という、きっと誰よりも私のことを愛して見守り続けてきてくれた2人の人を・・・


 そらは、震える手でAVをデッキに入れました。
 怖いけれども・・・・私は、私の為にこれを見ないといけない・・・そう思いながら・・・・


 その頃、悪の組織では、何度もエッチマンに負けて逆にやられてしまう立花里子に対してTOHJIROがこう告げました。

TJ「立花〜お前には失望したぞ〜どうしてお前、エッチマンにだけはいつも勝てないんだ〜お前は痴女でどんな男もメロメロのヘロヘロにさせることが出来るんななかったのか〜(低音)」

里子「私も、わからないんです。あんな『プロのいじめられっ子』とか某イベントで言われて嬉しそうにいじられていた男に、勝てないなんて・・・悔しいんです・・」


TJ「立花〜お前〜もしかして、ヤツのことが好きなんじゃないのかぁ〜好きだからやる前にやられちゃうんじゃないか〜(低音)もしそうならお前は悪の痴女失格だぞ〜(低音)」


里子「わ、私が何であんな男をっ!! お願いですっ! もう一度だけチャンスを下さい! 今度こそ立花里子の名においてエッチマンを倒してみせますっ!!」


TJ「その台詞は聞き飽きた〜立花〜もう俺は堪忍袋の尾が切れたっ! お前は悪の痴女失格だっ! 明日からはM女軍団の下働きに降格だっ! ADと一緒にM女達のゲロや尿を始末するんだっ!」

里子「そんな・・・お願いですっ! もう一度だけっ! もう一度だけチャンスを下さいっ! 」

TJ「駄目だっ! 立花っ! 次回はこのTOHJIRO自らが出向いてエッチマンの息の根をとめてやる〜(低音)」


 TOHJIROのサングラスの下の目がキラっと光りました。立花里子はそれを見て背筋に戦慄が走りました。


 ・・・TOHJIRO様が出てくるなら、さすがのエッチマンも今度こそは本当に危ないかもしれない・・・

 里子は自分の身体が震えていることに驚きました。エッチマン・・・あなたの命が危ない・・・
 その時、里子の胸に駆け巡ったのは、今までのエッチマンとの戦いの日々でした。里子は胸が締め付けられるように苦しくなりました。


 何・・何でこんなに苦しいの・・・・あいつは敵なのに・・・わからない・・わからないけれど・・・苦しい・・・


 そんな里子の葛藤を知ってか知らずかTOHJIROは、高らかに笑いながらこう叫びました。


「エッチマンっ! 覚悟しておけっ! お前のち○ぽをへし折って息の根をとめてやるっ!(低音)」






 遂に悪の首領TOHJIRO自ら登場っ!!
 エッチマン最大のピンチが訪れるっ!
 市原さんの言うとおり「ファンやっちゅうことは、やってええっちゅうことやっ!」なのかっ?!
  
 AVを手にした蒼井そらと婚約者K*WEST、二村青年それぞれの恋の行方はっ?!
 フロイトのいうように夢というものはは無意識の意識であるならば、昨夜実家の畑で茄子を大量収穫するという夢を見ちゃった藩金蓮さんはどういう願望があるのか?!
 コンビニでギャルの雑誌の見出しに「AYUが好き」とあるのを、「AVが好き」と見間違えてしまった藩金蓮さんは秋にはちゃんとバスガイドとして復帰できるのかっ!!


 次回、遂に「エロ戦士 エッチマン」がクライマックスを迎えますっ!(多分) 乞うご期待っ!!



 しかし、ホンマなんやねん・・・あの茄子大量収穫の夢は・・・