団鬼六賞授賞式&「花祀り」出版パーティ

 SPA!効果でしょうか、「花房観音」で検索して訪れた人が多くてびびりまんこ……。

 改めまして皆様、ご挨拶させていただきます。

 金玉夫人
 ですっ!

 金玉夫人は火曜日から江戸へ行っておりました。目的は関ヶ原での西軍敗北の遺恨を晴らすこと……ではなくて(それは薩摩と長州がやってるし)第一回団鬼六賞授賞式・「花祀り」出版パーティに出席するためです。

 
 授賞式は、当初開催を危ぶまれておりました。そうです「自粛」するべきではないかと。
 本音を言うと私自身も、「やめた方がいいんじゃないか」とも思っていました。もしこれが他人事のパーティならば「自粛なんてしなくていい」と思うかもしれませんが今回は自分が主役です。気分もこのところ鬱々としているし、なんだか自分だけそんな場所にいていいのかとか、申し訳なさとか罪悪感が渦巻いていました。
 こんな精神状態で、集まっていただいた方達に楽しんでいただける自信もないし、明るい顔も出来ないんではないか、自分も楽しめない……そういう思いが駆け巡って本当は気が重かったんです。
 だけどさすがに主役なので「欠席」とか言うわけにもいかないし前日殆ど眠れずに東京へ行きました。

 そしてパーティの幕が開き……終わった今、思うのは「開催されて良かった」です。
 団鬼六賞ならではの趣向も凝らされ、楽しい会になったのではないかと思っています。

 選考委員の高橋源一郎先生、睦月影郎先生、そして代々木忠監督、石岡正人監督はじめ来ていただいた皆様のおかげで自分にとって一生忘れられない素晴らしい夜となりました。

 何よりも、団鬼六先生。
 敬愛してやまない大作家に出会えて、本当によかった。
 
 死ぬまで作家でいよう、書き続けようと思いました。
 来ていただいた皆様、そして会場には来られなくても激励の言葉をくださった皆様、ありがとうございます。

 この夜の詳しいことは、別口で書きますので、その際には告知いたします。

 *団鬼六賞大賞の盾(重かった……)上手く写真撮れなかったので、パーティの詳しいリポートの際にはもっとまともな写真をUPします。




 しかし東京は余震が多く、コンビニの棚には品物が無く、節電で街は暗く、自動販売機で水を買い捲っている人を見かけたり、関西に居るとニュースでしか知らないことをわずかばかりですが体感しました。けれど現実をそうやって目の当たりにするのは私にとっては遠い場所で情報の波に巻き込まれて鬱々としてしまっていた今までよりは、生きていこうという気がわきました。そのような状態の東京の街で、生活している人達を見て、今更ですが目の前にある道をおそるおそるでも進めばいいのだということを言葉だけではなく肌で感じられたのです。
 相変わらず、人を励ます言葉や前向きなことは言えませんが、明日からは自分の「仕事」を躊躇い無くやっていくだけです。

 帰りに東京の本屋さんに行くと、「花祀り」が置いてありました。
 稚拙かもしれませんが、魂を籠めて書いた作品ですので、是非、読んでください。

花祀り

花祀り