ザーメンは花の如く
某日、昼間に例の如く、修学旅行に来た小学生を奈良公園で、「聖武天皇が建てた東大寺は〜」とか爽やかに案内し、バスで旅館まで送り届け「いい修学旅行をね! おやすみなさい!」と爽やかに挨拶し仕事を終えた、一見どこにでもいる清純派バスガイドは、京都四条河原町の阪急百貨店の跡地にバスガイドの制服のままで向かいました。
阪急百貨店跡地で待つ清純派バスガイドの前に、大きな花束を手に持って現れた一人の男・・・それは白馬に乗った王子様・・・・ではなくて・・・
「ザーメンの帝王」
でした・・・。
「ザーメンの帝王」とは、アメリカに「BUKKAKE」という言葉を輸出した男・・・AV監督の松本和彦さんのことです。
ことの起こりはこの日の前日、風呂上りで、さてオナニーでもしようかと寛いでいる清純派バスガイドの元に、知人から電話が入りました。知人曰く、
「松本和彦さんが、メンズナウというサイトの仕事で京都に来てるらしいんだけど、団鬼六賞受賞のお祝いを直接会ってしたいって」
一瞬驚いたわたくし。驚いて笑ってしまったわたくし。
松本さんとは数年前に、一度、東京のAVイベント会場で知人の紹介でお会いしましたが、その時は、おそらく私はライターですら無かったし、自己紹介もせず、握手をしていただいたのみで、殆ど面識も無いに等しいのです。まあ、あちらはAVの世界の有名人で以前からこちらはよく存じ上げておりましたし、共通の知人も多いんですが、思いがけないことで驚きました。
が、まあ、なんやわからんけど、おもろそうやないかと、急遽会うことに。
おもろそうやったら、なんでもノリまっせっ!!
とはいえ、松本さんが「藩金蓮」をご存知なのは知っておりました。きっかけは3年以上前にブログに書いた連作シリーズ「エロ戦士エッチマン」です。
仕事で滋賀県の田舎を走行している時に、道端で「エッチマンに気をつけて!」「エッチマンが出るぞ!」という注意書きを発見した私が、その言葉に受けて書き連ねたAV業界を舞台にした創作です。多分、もともとその滋賀県で見た「エッチマン」って痴漢のことだと思うんですけどね。
久々に「エロ戦士エッチマン」を読み返したら、我ながらバカバカしくて笑えたので、皆様の是非、お読みください。
ほんで、ここで、主人公のエッチマンこと二村ヒトシ監督がピンチの時に「汁男優・ザーメン軍団」を率いて現れる謎の男として松本和彦監督を登場させているんですね。松本監督が、ネットで偶然これを見つけて、読まれたということは知人に聞いておりました。
そして、今回、松本和彦監督曰く、共通の知人達により、「エッチマン書いた人・藩金蓮」が、花房観音名義で第一回・団鬼六賞を受賞したということを耳にされて、仕事で京都に来ているのでせっかくだからと、ご連絡頂いたというわけでございます。
阪急百貨店跡地に花束を持って現れた「ザーメンの帝王」向こうは私の顔はご存知無いのですが、私はそら大昔から雑誌等でよく知っておりますので、お声をかけました。
そして、お店に入り、「団鬼六賞受賞おめでとうございますー」と大きな花束をいただきました。
さてさて、そこで、松本和彦監督に、私はある「お願い」をされるのですが、そのお願いとは何か・・・
その「お願い」の内容と、この様子は、おそらく後日、こちらの「メンズナウ」のサイトで動画でご覧頂けると思います。
その後もいろいろと興味深い話などを。
松本和彦監督には「オナニーをしたことがない伝説」(女に不自由しないから)というのがありまして、制服を着たままの清純派バスガイドは、そこんとこを思わずつっこんでしまいました。
古都・京都でまさか「ザーメンの帝王」と対峙する日が来るとは・・・生きてると思いがけないことがいろいろとあるなぁ・・・特に最近は。
昼間は修学旅行の小学生、夜は「ザーメンの帝王」と会う私。
そんな金玉夫人の平凡な日常。嘘です、平凡じゃないです・・・。
松本監督に頂いた「ザーメン・フラワー」
ああ、やはり、古都・京都には魑魅魍魎が跋扈している。