怪談と官能と 〜「恐怖女子会」&「禁書〈色〉」

 本がちょこまか出ます。
 
 「恐怖女子会」 平山夢明監修・竹書房ホラー文庫 

 本日4/27発売です。平山さん監修のFKBレーベルでの「女子怪談」(とか言いつつ、本文でこのテーマにいきなり歯向かう私)に、いくつかお話を書いております。女子寮、映画館、劇場での怪異の他に、「女」にまつわる嫌な話や怖い話の体験などを。うちの夫がある女性に「セックスさせてください」って土下座した話とかね……。(うちの親に読ませていいのかどうか思案中)
 全体的に、なかなか好感度の低いトーンになっております。


 F(フェラチオ)K(クンニ)B(ぶっかけ)での執筆は「饗宴3」に続いて二度目となります。
 (本当はF(不思議で)K(怖くて)B(不気味な話)です)


 

恐怖 女子会 (竹書房ホラー文庫)

恐怖 女子会 (竹書房ホラー文庫)



 
 今月は京都出身の「美しすぎる怪談作家」宍戸レイちゃんや、大阪十三のイケてる兄ちゃんコンビ怪談社の新刊など、なんかキャラ立ちする人たちの怪談本ラッシュだ。
 創作の方では有栖川有栖先生の「幻坂」が素晴らしかったです。大阪が舞台です。「幽」に掲載された短編「枯野」を読んだ時に、ラストで「小説を読むことの至福」の瞬間を味わいました。その「枯野」も収録されています。小説って、本当に、この世で一番素晴らしいものだと思わせてくれる読書体験でした。

  Kowaii 怪談実話コレクション (文庫ダ・ヴィンチ)怪談社 戌の章 (竹書房ホラー文庫)幻坂 (幽BOOKS)













 「禁書〈色〉」官能アンソロジー・徳間文庫 


 5/2に徳間文庫より発売の「禁書〈色〉」に、短編「葵」を書かせていただきました。8人の作家さんの競作集です。
 タイトル見たら、他の人のタイトルは官能ぽいのに、私だけ浮いてる……。
「葵」の舞台は、5月の京都下鴨神社、縁結びの相生社、連理の賢木です。
 ふたつの木が、からみあい、ひとつになっている不思議な「連理の賢木」は、縁結び祈願の女性が多く訪れます。この木は、枯れても、何故かまた下鴨神社の境内のどこかに現れるそうです。
 フタバアオイの花が鮮やかな5月の下鴨で、「からみあっても結ばれぬ縁」の物語を描いております。

 

禁書〈色〉 (徳間文庫)

禁書〈色〉 (徳間文庫)



 5/21にKKベストセラーズさんより、バスガイドさんが修学旅行生の前では話せない! エロい日本史のお話などを集めた本が出ます。
  また詳細出ましたら、お知らせします。



 連休は帰省も諦め、ひたすら家でお仕事するよ。
 人が多いからどこも行きたくないし、ますます地味な主婦になります。
 最近の楽しみは、喫茶店で珈琲を飲むこと。一番しあわせな時間。
 なんかもう、京都から一生でなくてもいい気がしている今日この頃。