エンジン01&しおりん


  ご報告が遅くなりましたが、9/9〜11に開催されたエンジン01文化戦略会議オープンカレッジin浜松にて「アダルトビデオ産業は必要か」と題した講座に登壇してきました。
 チケットは早々に売り切れておりたくさんの方にご来場いただきました。
 自分の出番が終わったあとは、岩井志麻子さん、林真理子さん、諸田玲子さんの「女性作家は何を考えているか」を聴講しました。すごかった……何がって、噂には聞いていたが岩井さんの下ネタトークが……。新人女性作家として参考になることがあればとメモを用意して挑んだのですが、何ひとつメモはとってないけど大爆笑の講座でした。
 夜は、浜松市内の飲食店にて講師と参加者が食事をしながら語り合う「夜楽」へ。浜松の美味しい物をいただきながら、楽しいひと時。
 翌日はクロージング・シンポジウム「幸福論」です。田原総一朗さん、秋元康さん、小室哲哉さん、リリー・フランキーさんという超豪華な方たちのトークを聴きました。これも面白かった。途中で話があっちこっちいって、シンポジウムというよりは飲み屋のトークみたいだったけど、笑えたし、うーんと考えさせられる話もたくさんありました。行ってよかった。今の自分にとっては、救われる話を幾つも聞けました。
 ブランデー入りV.S.O.Pうなぎパイ(激美味)と、しらすパイ、そして浜松餃子を購入して帰路につきました。浜松は通過は何度もしてるけど、こうして降り立つのははじめてだったけど、夜楽で出会った地元の方たちもいい人たちばかりだし、また来たくなりました。
 上記の講座やシンポジウムは500円で参加できたのですよ。次回は11月で山梨で開催される模様です。
 さてさて「アダルトビデオ産業は必要か」という講座の内容ですが、メモをとってないしいろんな話があったので「どんな論議が行われていたか」みたいなことは書けないのですが、講師として参加して、アダルトビデオやセックスに関して私がいろいろ思ったことなどを、ザ・面接ブログ の方に勝手に連載はじめることにしました。週一更新を目指します。
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 しおりんの新刊


「花祀り」文庫版と同じ日に、同じく幻冬舎から発売されましたお友達でもある、しおりんこと松崎詩織ちゃんの新刊の短編集「悲恋」を読みました。
 読んでいて懐かしさがこみあげてきて、この懐かしさはなんなんだろうと考えて、あ、少女マンガだと気が付いた。
 わくわくどきどきして切なくて、まだ見ぬ恋にぼんやりと憧れていた頃に、むさぼり読んでいた少女マンガだ、と。「悲恋」は、セックスを知ってしまって、セックスが愛のために存在するのではないことも知ってしまった女たちの少女マンガです。
 中でも「最後の恋」というお話が素晴らしかった。ラストシーンは映画を観ているようにその光景が鮮やかに脳裏の映し出され、思わず拍手喝采したくなった。詩織ちゃんは、いつもラストの一文で、キメてくれる。さすが、しおりん。
 小説を読まんうちの夫が大好きで「独身時代の心の支えだった」(大事そうにしおりんが連載していたスポーツ新聞の切り抜きをとってある)だけある。

 

悲恋 (幻冬舎アウトロー文庫)

悲恋 (幻冬舎アウトロー文庫)