北海道のエロ奥さんと京都のエロ奥さん


 明日発売の月刊J−novel(ジェイノベル)9月号にて、作家・桜木紫乃さんとの対談が掲載されております。
 北海道在住で北海道を描き続ける桜木さんと、京都在住で京都を描く私の、それぞれの作品の出会いとか、今にいたるまでの話とか、これからのこととか。桜木さんが公の場ではじめて語られるお話などもあります。
 そしてこの中で、「AV監督・市原克也さん」つまり、面接軍団隊長の名前も登場しております。何故登場するかは、本文を読んでください。

 この対談終了後、桜木さんに、市原さん監督のシリーズAVタイトル「全国のエロ奥さんアソコ洗おて待っとけや」を言わせた私……直木賞候補作家に何させとんねんて……。

 大変、毒々しい写真が掲載されておりますが、撮影場所は銀座のキャバレー「白いバラ」。桜木さんが「直木賞待ち」をした場所でもあり、団鬼六先生が生前、最後の出版パーティを開かれたお店です。その時は、立川談志師匠も来られてたそうです。

   

月刊 J-novel (ジェイ・ノベル) 2012年 09月号 [雑誌]

月刊 J-novel (ジェイ・ノベル) 2012年 09月号 [雑誌]





写真家キリコさんの展示を観てきた。

 キリコさんの84歳になるおばあちゃんは、元舞妓。結婚せずに子供を産み、祇園で「女」として生きてきた。そんなおばあちゃんの過去と今、写真と言葉が綴られていています。キリコさんが過去に撮られた作品「旦那 is ニート」「オーディション」なども、引き込まれました。「旦那 is ニート」は、8年つきあい結婚した夫との幸せな新婚旅行からはじまりますが、その夫が妻に嘘をつき仕事をやめていて、離婚にいたるまでの記録です。そしてその後、彼女が様々な男たちと交遊する様を描いたのが「オーディション」。写真と文章、覚えのある幸福な記憶と、それらもたらす痛みが胸を刺します。
 余談ですが、キリコさんが全然別口の私の知人と仲が良いということが発覚して驚愕。世間せまっ!!


キリコさんのHP⇒http://kirico.okoshi-yasu.com/

展示は大阪にて18日までやってるみたいです。詳細はこちら⇒http://www.portgalleryt.com/exhibitions/kirico_2012.html





 引き続き「寂花の雫」よろしくお願いします。

 

寂花の雫 (実業之日本社文庫)

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