香代子ちゃんデビュー!

 怪談社のアイドル・香代子ちゃんデビュー! 

 近年ファンを増やしつつ、著作もボコボコ出版している怪談社さんのマスコット・香代子ちゃんが本を出しました。
 怪談社さんは大阪十三に本拠地を持ち、紗那と紙舞というふたりの語り部を中心に活動の場を広げているのですが、書記である伊計翼さんに続き、香代子ちゃんまでも文筆家デビューです。
 香代子って、誰やねん! というあなた。怪談社のHPの社員紹介のページをご覧ください。
 ちなみに怪談社のイベントに行くと、いつもどこかにぶらさがってたりしています。
 香代子ちゃんの本は「怖くて不思議なスピリチュアル怪談」です。合間にスピリチュアルな知識を紹介するコラムなどもはさまれており、怪談初心者におすすめです。
 内容は、私たちの身近な不思議な出来事のお話です。日常のうえに、ちょこんと存在する、怖い話。
 読んだら「怪談女子力」がUPするらしいよ。怪談女子力……。

 

怖くて不思議な スピリチュアル怪談

怖くて不思議な スピリチュアル怪談


 この頃のわたくし。
  上記のように怪談本を読んだり怪異・心霊スポットに取材に行ったりしております。
  今月のお仕事も8割ぐらいが怖い系でした。
  「官能作家」って冠つけられることは多いんだけど、自分ではもう違うんじゃないかなとか思っています。勃起させるより萎えさせるほうが好きだし。抜けないAVみたいなもんか。官能も書くし怪談も書くし、そうじゃないのも書くから、ただの「作家」でいい。

うずまきアイドル!

☆ 15日(土)大阪十三シアターセブンにて開催された「吉村智樹杉岡みどりのうきうきフォトサロン」に行ってまいりました。
  街で見つけたおもしろ写真を紹介するイベントなのですが、今回、ゲストで登場されたアイドルの柴田綾さんが最高でした。
  柴田綾さんは、「うずまきアイドル」なのです。話には聞いていたのですが、すごかった、うずまき愛が。
  柴田さんは15年前に伊藤潤二の傑作トラウマ漫画「うずまき」に出会ってから、うずまきを愛し、うずまきを探し続けておられて、今回のイベントではご自身が収集された街のうずまき写真を上映されました。
 洋服もピアスも髪型も髪留めもネックレスも鞄もブレスレットも、すべてうずまきで登場されました。ロールケーキやクロワッサン、ソフトクリームも大好きな、うずまきアイドル……。以前、番組の企画で街でうずまき探しをしたところ、1時間に48個のうずまきを発見したという、うずまきハンティングの名手のアイドル……。
  トークも上手いし、明るく可愛くて、何よりもそのうずまき愛に巻き込まれて、すっかりファンになってしまいました。
  twitterや、ブログでは毎日、「今日のうずまき」をUPされています。
  ブログはこちら

  影響されて、久々に「うずまき」を読んだ。
  こわい……。

 

うずまき (ビッグコミックススペシャル)

うずまき (ビッグコミックススペシャル)


☆ 取材で大原行ったり、鉄輪の井戸行ったりした。鉄輪の井戸は20年ぶりぐらいかな。最初に行ったときは、偶然発見したのです。こんな住宅街の路地の奥にあるんやーって、びっくりした。

☆ 読んだ本など。

決定版 呪法全書―知られざる“秘伝の祈祷”を全公開!谷崎潤一郎の京都を歩く (新撰 京の魅力)谷崎潤一郎伝―堂々たる人生どん底 部落差別自作自演事件日本の路地を旅する黒い遭難碑 山の霊異記 (文庫ダ・ヴィンチ)炎情 - 熟年離婚と性 (中公文庫)日本「祟り・呪い」地図―偉人の怨霊から今もつづく怪異現象まで (ムーSPECIAL)倚松庵の夢 (中公文庫)われよりほかに―谷崎潤一郎最後の十二年〈上〉 (講談社文芸文庫)われよりほかに―谷崎潤一郎最後の十二年〈下〉 (講談社文芸文庫)FKB実話怪談 畏 (竹書房ホラー文庫)快楽(けらく)―更年期からの性を生きる (中公文庫)落花流水―谷崎潤一郎と祖父関雪の思い出言霊 (KCデラックス) ([お]3-1)優しい子よ (ポプラ文庫)

 

怪談と歴史とくさよめと

 メンズナウの連載コラム「関西エロ名鑑」第27回UPされました!
  今回登場していただいたのは、漫画家の洋介犬さん&奥様の菜波さんです。

  歴史とホラーと、腐女子嫁との日常と……多彩なジャンルで活躍される洋介犬さんは妻を愛し、仕事に誠実な、すばらしくまっとうな方です。
  書いてるもんはかなりすごいけど!!
  ものすごいラブラブ夫婦ぶりがインタビューを読んでいただけたらわかります。
  こちらからご覧になれます。

  著書はこちら。連載やHPはインタビューの最後のリンクがありますので、ぜひごらんください。



イマワノキワ (Flex Comix)

イマワノキワ (Flex Comix)


 最近のわたくし。

 相変わらず地味な日常です。
 何故か10年ぐらい前に男と泊まったことがあるラブホテルで、2泊したりしましたけどね。ひとりでね……。
 ぶらぶら歩いて縁切り神社に行くと「生霊と縁を切りたい」と書かれた絵馬を見つけました。話が聞きたい……。
 あと、比叡山に一泊しました。比叡山四大魔所のひとつの元三大師御廟行ったり、一つ目一つ足の絵を見たり、写経したり、朝のお勤めしたり。
 女ひとり客は私以外見なかったなぁ。
 下界に降りて、そのまま大阪歴史博物館の幽霊妖怪画を観に行って、幽霊のポストカードたくさん買った。
 そうそう、今度、大阪シアターセブンで上映中の「セックスの向こう側 〜AV男優という生き方」の上映後トークしますよー。詳しくはシアターセブンHPをみてね。
 


 
  

 「おんなの日本史修学旅行」発売しました。


KKベストセラーズ様より「おんなの日本史修学旅行」発売しました。
5冊目の単著、初の小説以外の本になります。

目次は以下のようなかんじ。


<目次>
花房観音より「はじめましてのご挨拶」

【花房流・京都案内】
・なんて卑猥な「京都タワー
・京都パワースポット神社の妊娠力
・性と死の三条河原
・「おまん」という名の京菓子
清水寺門前で「舞妓はんひぃひぃ」
・親子&爺孫どんぶりを喰った白河上皇
・露出狂が出没する「女坂」
・「清水寺随求堂」の胎内めぐり
・「大原の雑魚寝」の真相
・絶世の美女・小野小町の「穴なし伝説」
・BL的な「京の五条の橋の上」
世阿弥の美貌の虜になった足利義満
東福寺で見る「日本のトイレ史 」
・今はなき東映太秦映画村の「拷問部屋」
・バスガイド淫語攻め・男子その1
・バスガイド淫語攻め・男子その2
和泉式部の「良くない素行」とは
・女体フェチ・一休さんの愛欲生活
・素晴らしき『源氏物語』の変態っぷり

【花房流・妄想対談1】
光源氏のセックスを斬る!」出演●源典待/紫の上/六条御息所/女三ノ宮

閑話休題
「バスガイドさんのお仕事」
・バスガイドものAV批評
・バスガイドさんの下半身事情
・バスガイドはAV業界に向いている?
・バスガイドさんのスキンケア

【花房流・奈良案内】
・「奈良ガイド教本」にある注意事項
・『日出処の天子』が法隆寺でしていた破廉恥なこと
・奈良みやげでNGになったネーミング
・「歌垣」が別名「種もらい」と呼ばれた理由
・大変ややこしい性癖の武烈天皇
・万葉の里・飛鳥で「性器のお祭り」
・怪僧・弓削道鏡の「巨根伝説」
・女性器が満載の『古事記』と『日本書紀
推古天皇と近親相姦レイプ事件
・戦国武将・松永久秀はハメ撮り監督

【花房流・そこかしこ案内】
・大阪名物の「潮吹き」
・「小便組」と呼ばれた江戸時代の美女たち
・なぜ大奥の女たちは坊主にハマったのか
天璋院篤姫の性愛事情
・「もみじまんじゅう」と性豪・伊藤博文
彦根の国宝といえばあの作家……
・なんと子供が55人の家斉!子だくさん列伝
与謝野晶子の髪はなんで乱れとんねん……
飛鳥時代から伝わる性具
・秀吉は「お嬢様好みでロリコン」だった
・「熟女未亡人」好きの武将・家康

【花房流・妄想対談2】
「戦国武将、お好きなAV(アダルトビデオ)を語る」出演●織田信長豊臣秀吉徳川家康

・勝絵 〜あとがきにかえて〜

  
 

おんなの日本史修学旅行

おんなの日本史修学旅行

* 表紙はカスヤナガトさん。すんごい可愛いイラストで気にいってます。中身は○○やのに。
  一応いうとくが(いらんこといいたがる下品な輩がおるので)表紙のバスガイドは私やないよ。
  これも一応いうとくが、バスガイドの背後にいるのは弁慶と牛若丸です。





 近況・久々にバスガイドで修学旅行生を案内したりしております。今、修学旅行シーズンだから。
  たまに「元バスガイド」と書かれることがあるんだが、現役やっちゅうに。
  紫外線あびまくり。


☆ 弾丸東京行きして、メディアファクトリー「幽」怪談文学賞授賞式に行ってきた。
  関西の怪談イベントで見る顔がずらり。受賞者も関西陣だし。怪談(だけ)は、関西が熱いなぁ。

おんなの日本史修学旅行

 発売中の小説すばる6月号(集英社)に短編「蛇女」が掲載されております。

 紀州道成寺安珍清姫の話をモチーフに、現代京都岩倉を舞台に、「恋の地獄、快楽の極楽」を描いた作品です。
 男を追って蛇になり、ついには男を焼き殺す女――以前から、題材にしたかったお話です。
 
小説すばる」さんには巻末のカーテンコールの欄にてエッセイも書いております。
  

        

小説すばる 2013年 06月号 [雑誌]

小説すばる 2013年 06月号 [雑誌]


 来週22日発売の小説現代6月号(講談社)にも、短編が掲載されております。
  タイトルは「指人形」。こちらは、「空間」で心をたわむれさせる男女のお話。
  
       

小説現代 2013年 06月号 [雑誌]

小説現代 2013年 06月号 [雑誌]


 そして来週24日に、KKベストセラーズさんより初めて小説以外の本が出ます。
  amazonではまだ旧タイトルになっているけれど、正式タイトルは「おんなの日本史修学旅行」です。
  修学旅行生の前では話せない、あんな話やこんな話! 京都や奈良などの案内の他、歴史妄想対談なども収録しております。
 近づきましたら、また告知を。

   おんなの日本史修学旅行





 電子書籍「エロ怖」シリーズ、新作も出ております。
 「ずっとあなたのそばにいるから」発売中です。

 

  




 最近のわたくし

南座海老蔵30役早変わりを観に行った。堪能。歌舞伎座行きたい。
・シルクのガードルが快適過ぎる。天然繊維の実力を思い知らされている今日この頃。
・先日、漫画家さん夫妻を取材した。めちゃ仲良し夫婦と、弁慶と牛若丸の話で盛り上がる。
吉本興業社長・大崎洋さんの本が面白かった。ときどきホロっとする箇所もあり、しみじみと関西人の血は「吉本汁」が流れているんだと痛感。
・ぴあのムック「修行体験&宿坊」をコンビニで見つけて、「仏欲」がふつふつとわきあがり、比叡山に行くことにした。
 

修行体験&宿坊ぴあ (ぴあMOOK)

修行体験&宿坊ぴあ (ぴあMOOK)

・最近読んだ本はこんな感じ。(仕事含む)ランプコントロール怪談社 戌の章 (竹書房ホラー文庫)大正の怪談実話ヴィンテージ・コレクション (幽BOOKS 幽ClassicS)
 笑う奴ほどよく眠る 吉本興業社長・大崎洋物語野心のすすめ (講談社現代新書)地蔵の背/埃家 (幽BOOKS)青蛙堂鬼談 - 岡本綺堂読物集二 (中公文庫)谷崎潤一郎=渡辺千萬子往復書簡 (中公文庫)

毒親育ち

 メンズナウの連載コラム「関西エロ名鑑」第26回UPされました。
 今回登場していただいたのは、大阪在住の漫画家・松本耳子さんです。
 松本さんの新刊「毒親育ち」、そしてそこには描かれていない松本さんご自身の壮絶な半生や恋愛事情などを伺いました。
 こちらから読めます。

 松本さんの本は、私は「幸せな毒親本」だと思いました。
 何故、そう思ったのかは、インタビュー本文に書いています。
 
 

 

毒親育ち

毒親育ち



 わたくしの本もよろしゅう。
 

恐怖 女子会 (竹書房ホラー文庫)

恐怖 女子会 (竹書房ホラー文庫)

禁書〈色〉 (徳間文庫)

禁書〈色〉 (徳間文庫)

 連休は籠って仕事をしております。
 連休じゃなくても籠って仕事してるけど。誰にも会わずに……ますます地味な主婦化がすすんでいます。

怪談と官能と 〜「恐怖女子会」&「禁書〈色〉」

 本がちょこまか出ます。
 
 「恐怖女子会」 平山夢明監修・竹書房ホラー文庫 

 本日4/27発売です。平山さん監修のFKBレーベルでの「女子怪談」(とか言いつつ、本文でこのテーマにいきなり歯向かう私)に、いくつかお話を書いております。女子寮、映画館、劇場での怪異の他に、「女」にまつわる嫌な話や怖い話の体験などを。うちの夫がある女性に「セックスさせてください」って土下座した話とかね……。(うちの親に読ませていいのかどうか思案中)
 全体的に、なかなか好感度の低いトーンになっております。


 F(フェラチオ)K(クンニ)B(ぶっかけ)での執筆は「饗宴3」に続いて二度目となります。
 (本当はF(不思議で)K(怖くて)B(不気味な話)です)


 

恐怖 女子会 (竹書房ホラー文庫)

恐怖 女子会 (竹書房ホラー文庫)



 
 今月は京都出身の「美しすぎる怪談作家」宍戸レイちゃんや、大阪十三のイケてる兄ちゃんコンビ怪談社の新刊など、なんかキャラ立ちする人たちの怪談本ラッシュだ。
 創作の方では有栖川有栖先生の「幻坂」が素晴らしかったです。大阪が舞台です。「幽」に掲載された短編「枯野」を読んだ時に、ラストで「小説を読むことの至福」の瞬間を味わいました。その「枯野」も収録されています。小説って、本当に、この世で一番素晴らしいものだと思わせてくれる読書体験でした。

  Kowaii 怪談実話コレクション (文庫ダ・ヴィンチ)怪談社 戌の章 (竹書房ホラー文庫)幻坂 (幽BOOKS)













 「禁書〈色〉」官能アンソロジー・徳間文庫 


 5/2に徳間文庫より発売の「禁書〈色〉」に、短編「葵」を書かせていただきました。8人の作家さんの競作集です。
 タイトル見たら、他の人のタイトルは官能ぽいのに、私だけ浮いてる……。
「葵」の舞台は、5月の京都下鴨神社、縁結びの相生社、連理の賢木です。
 ふたつの木が、からみあい、ひとつになっている不思議な「連理の賢木」は、縁結び祈願の女性が多く訪れます。この木は、枯れても、何故かまた下鴨神社の境内のどこかに現れるそうです。
 フタバアオイの花が鮮やかな5月の下鴨で、「からみあっても結ばれぬ縁」の物語を描いております。

 

禁書〈色〉 (徳間文庫)

禁書〈色〉 (徳間文庫)



 5/21にKKベストセラーズさんより、バスガイドさんが修学旅行生の前では話せない! エロい日本史のお話などを集めた本が出ます。
  また詳細出ましたら、お知らせします。



 連休は帰省も諦め、ひたすら家でお仕事するよ。
 人が多いからどこも行きたくないし、ますます地味な主婦になります。
 最近の楽しみは、喫茶店で珈琲を飲むこと。一番しあわせな時間。
 なんかもう、京都から一生でなくてもいい気がしている今日この頃。