春は怪談の季節?
4月のお仕事のお知らせもろもろ。
☆ 平野勝之監督の全てが詰まった「監督失格まで・映画監督平野勝之の軌跡」発売されておるようです。
私も「監督失格」、そして平野さんへの想いを書いております。
- 作者: 平野勝之,柳下毅一郎
- 出版社/メーカー: ポット出版
- 発売日: 2013/04/16
- メディア: 単行本
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☆ 19日にメディアファクトリーより発売の怪談文芸誌「冥」VOl.2の「怪談実話コロシアム」に参加しておりますよー。ムーミンのシールがついてくるらしいので楽しみであります。
- 作者: 辻村深月,加門七海,東直子
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2013/04/19
- メディア: 単行本
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☆ 27日に竹書房ホラー文庫より発売の平山夢明さん監修「恐怖女子会」に「怖い・嫌な」恐怖実話を幾つか書いております。映画館に勤めてたときのこととか、女子寮の話とか、いろいろ。幽霊も怖いけど、女は嫌だね怖いね! と、言いながらいろんなことを思い出して書きました。
- 作者: 神薫,花房観音ほか
- 出版社/メーカー: 竹書房
- 発売日: 2013/04/27
- メディア: 文庫
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こうして列挙してみると、エロ仕事が無い……。
でも来月はエロなのも出るから! エロ大爆発! と、全くエロくない地味さでは自信がある作家が叫びます。
よろしくお願いします。
平野さんの本が出ます。
☆ メンズナウの連載コラム「関西エロ名鑑」第25回「兄貴と呼ばれた男〜竹内義和」後編、UPされました!
こちらからどうぞ
今回の名言
「ものごとを作るのはオナニー人間である」
いや、ホントにそう思います。
しかしこのインタビュー、何回「オナニー」という言葉が登場したことでしょう。「兄貴」とのものすごく真剣なオナニー談義、是非ご覧ください!!
☆ 京都は今日の雨で桜が散りそうですが、先週は満開でした。先週は京都・五条会館で行われた久々の怪談社イベント「怪の経典」に行って参りました。その前に、ライターの門賀美央子さんと作家の三輪チサさんと三人で宮川町でお昼ご飯を食べて、遊郭の名残の五条界隈を散策して、枳殻邸やら東本願寺やらを見て歩きました。枳殻邸の桜は見事で、人もひしめくほどではなく、ゆっくり堪能できました。そして「怪の経典」では、怪談語りと共に、映像による新しい試みにより驚かされ堪能いたしました。会場では、宇津呂鹿太郎さんやら藤野可織さん、朱雀門出さんやらおなじみの面々と共に、昨年、第7回「幽」怪談文学賞の準大賞を受賞された剣先あおりさんと織江さんの姿も。おふたりの受賞作は今年発売予定で、楽しみです。
私が最初に怪談社のイベントに行ったのは、ちょうど三年前の三月、この五条会館(当時は五条歌舞練場)でした。友人のチャーミング堂店主・亥戸碧 に紹介され、三輪チサさんや怪談社と出会いました。あの時、私はまだ作家志望に過ぎなかったんですが、その年に怪談社は初の著書を出して、私は団鬼六賞を、三輪さんは「幽」怪談文学賞大賞を受賞しました。それからなんだかんだと皆、出版の世界で生き延びていて、不思議な縁を感じます。
平野勝之監督の本が出ます。目次はこちら。
豪華な執筆陣に混じって、私も寄稿させていただいております。
また本の発売に合わせて平野作品の上映&トークショーもあるそうです。情報はこちらからどうぞ。
故・大島渚監督、平野さんの元妻・平野ハニー、林由美香さんなどの貴重な証言もあり、とても楽しみです。
- 作者: 平野勝之,柳下毅一郎
- 出版社/メーカー: ポット出版
- 発売日: 2013/04/16
- メディア: 単行本
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人妻しっぽり温泉ひとり旅
☆ イケメン漫才師のいけないツッコミ!
TL電子書籍の新作、配信はじまりました。
タイトルは「イケメン漫才師のいけないツッコミ!」です。兄弟漫才師コンビとマネージャーのお話です。
このシリーズ、坊主、AV男優、添乗員、呉服屋ときて、漫才師と、なんだか職業シリーズになっておりますね。
こちらからどうぞ
☆ 3/12は新宿ロフトプラスワンでのアテナ映像「ザ・面接」軍団と代々木忠監督出演のイベントに行ってまいりました。東日本大震災のためのこのチャリティイベントももう3回目です。いろいろお久しぶりの方々にもご挨拶できました。
来年も、またここでお会いできることを願っております。
☆ その前日、ちょっと温泉でゆっくりしたい願望が募っていたので、関東の某温泉地にてひとり泊まっておりましたのですが……。
泊まった旅館が、稀にみるヒドい宿でした。あとでネットで口コミ見たら、ボロカス書かれてた。事前に見ておきゃよかった……。
いえ、私も、例えば仕事で、古くて汚い民宿とかに泊まったことはあるんですが、そういうのは仕事だし料金だって間違いなく安いし、それはしゃあない。でも今回泊まったところは、私としてはわりと奮発したつもりだったんですよ……。
なのに何故、こんな部屋に……。
古くて怪奇現象起こりそうな鏡もあって、ちょっと怖い……。
座布団はカバー無いし、布団のシーツも無いし、お湯はヌルいし、共同トイレは紙が無いし、ゴミが散乱してるし洗面所は埃まみれ……。
夕食そのものは悪くはないけど、お茶が出てきたのが30分後で、「飲み物は……いいですね」と、注文させてくれないし、朝食の時は、何故か座布団の傍に、たくあん落ちてるし……。
他にも、もうここまでくるとおかしくてたまらないような、やる気とかサービスとかが皆無の宿でした。ダメなのもここまでくると、もう腹も立たない。
宿泊客は私ひとりだけど、日帰り温泉もやっているので、昼間は人の気配がありました。
で、部屋の窓をあけると……男性用露天風呂が丸見え!!
えええーーーっ! なんでガラガラなのに、よりにもよってこんな部屋に通されたの???
見てしまいましたよ、見知らぬ男性の全裸を!
一瞬だったので、向こうには気付かれていないと思います。
夜に、館内歩いてたら、何故か階段にエロ本が落ちていました。しかも人妻系……。
そら、私、翌日、素人人妻撮ってるAV監督と会う予定ではありましたけど……。
なんか体調も思わしくなく、(この前々日からずっと脱水状態だったので)一睡もできませんでした。
あの怪しげな鏡とかあるし、怪異でも起これば、今書いてる原稿のネタになるのにな〜とか考えちゃう自分も嫌だけど!
起こんなかったですけどね、何も感じないし。
つい、この状況を、吉本興業のセクシー芸人・ツジカオルコさんにメールしたら,
「そんな宿で何やってるんですか! いやっ! もしかして乱交??」
と、返事が来たので、
そんなリア充な状況ちゃうわ! と返しそうになりました。
ってか、乱交って、リア充って、私思ってたんだな……と自分で気付いた。
あとでネットでこの宿のことを調べると、どうも混浴ができる宿として、一部のマニアの人に有名らしく、中年男女がここの風呂で、裸になってるエロブログとか、スワッピングマニアの人達のブログとか見つけちゃったよ……。
そうか、そんなエロ宿だったのか……きっと私は欲求不満の女のひとり旅やと思われて、男性露天風呂が丸見えの部屋に通されたに違いない……「あたしって、そんな女じゃないわよ!」と大声で叫びたいところですが、あえて否定はしませんよ……翌日の行先がAV男優イベントだという女に、どんな言い訳ができるでしょうか!!
仕事を忘れ、ゆっくり温泉でくつろいでくるつもりが、エロとかいかにも何か怪異がありそうな鏡とか、結局仕事関係から離れられないのも、業かしら。
でも温泉、リベンジしたい……。
兄貴と呼ばれた男
メンズナウのコラム「関西エロ名鑑」第24回がUPされました!
今回登場していただいたのは、伝説の番組「サイキック青年団」にて「兄貴」と慕われた作家・プロデューサーの竹内義和です!
竹内さんのインタビューは前後編にわけてお送りします。来月、後編がUPされます。
竹内さんといえば、オナニーですが、今回はそんな竹内さんの貴重なセックス話に関する話も聞いたり、あれこれ私とオナニー談義をしております。
こちらから読めます。
☆ わたくしの近状
仕事してます、ひたすら。
……他に話題が無い……。
人とは会ってるけど、仕事の打ち合わせばかりだな。
あ、この前、バスガイドの後輩が上賀茂神社の手作り市に出店してたから、見に行って、ちょっと店番した。
物売ったりするのは、去年の夏に深川の東西怪談競演で怪談社グッズの売り子して以来で、なんか嬉しかった。
そうしているうちに2月が終わった。締切全部守った。
3月も締切守れますように(破ったことないけど)。
あ、デスクトップのパソコンを買いました。
仕事しやすくなったー。
結局仕事以外に話題がないのか……。
あれこれお仕事
☆ 今週19日発売の週刊朝日にインタビューが掲載されております。
オカンが「カメラマンさんの腕がいいわー、さすがプロのカメラマンさんやわー、やっぱりプロは違うわー」と、さりげなく娘を全否定する嫌な褒め方をしていた写真と共に! いいの! どうせうちの家では私の仕事は「なかったこと!」にされているから!!
☆ 21日発売の特選小説4月号に短編「ひいなまつり」が掲載されております。京都の市比賣神社という女人守護、厄除けの小さな神社を舞台にした、ある夫婦とひとりの男の絡み合う性愛を描いた官能小説です。市比賣神社の「ひいなまつり」はもうすぐですが、リアルお雛様なんですよ。
☆ 25日発売(もう置かれてある本屋さんもあるみたいだけど)の、書き下ろし怪談競作集「怪談実話系/魔」の巻末に、ちょこっとエッセイを書いております。錚々たるメンバーの怪談実話を読むのが楽しみです。
- 作者: 円城塔,海猫沢めろん,前田忠明,立原透耶,安曇潤平,森山東,朱雀門出,勝山海百合,神狛しず,岩井志麻子,『幽』編集部
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2013/02/22
- メディア: 文庫
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☆ ザ・面接ブログの勝手に連載コラムも更新しているよ。
ロフトプラスワンで3/12に面接のイベントもありますよー。
☆ 寒いし眠いしいろいろあるけど、なんとか生きています。
エンジン01&しおりん
ご報告が遅くなりましたが、9/9〜11に開催されたエンジン01文化戦略会議オープンカレッジin浜松にて「アダルトビデオ産業は必要か」と題した講座に登壇してきました。
チケットは早々に売り切れておりたくさんの方にご来場いただきました。
自分の出番が終わったあとは、岩井志麻子さん、林真理子さん、諸田玲子さんの「女性作家は何を考えているか」を聴講しました。すごかった……何がって、噂には聞いていたが岩井さんの下ネタトークが……。新人女性作家として参考になることがあればとメモを用意して挑んだのですが、何ひとつメモはとってないけど大爆笑の講座でした。
夜は、浜松市内の飲食店にて講師と参加者が食事をしながら語り合う「夜楽」へ。浜松の美味しい物をいただきながら、楽しいひと時。
翌日はクロージング・シンポジウム「幸福論」です。田原総一朗さん、秋元康さん、小室哲哉さん、リリー・フランキーさんという超豪華な方たちのトークを聴きました。これも面白かった。途中で話があっちこっちいって、シンポジウムというよりは飲み屋のトークみたいだったけど、笑えたし、うーんと考えさせられる話もたくさんありました。行ってよかった。今の自分にとっては、救われる話を幾つも聞けました。
ブランデー入りV.S.O.Pうなぎパイ(激美味)と、しらすパイ、そして浜松餃子を購入して帰路につきました。浜松は通過は何度もしてるけど、こうして降り立つのははじめてだったけど、夜楽で出会った地元の方たちもいい人たちばかりだし、また来たくなりました。
上記の講座やシンポジウムは500円で参加できたのですよ。次回は11月で山梨で開催される模様です。
さてさて「アダルトビデオ産業は必要か」という講座の内容ですが、メモをとってないしいろんな話があったので「どんな論議が行われていたか」みたいなことは書けないのですが、講師として参加して、アダルトビデオやセックスに関して私がいろいろ思ったことなどを、ザ・面接ブログ の方に勝手に連載はじめることにしました。週一更新を目指します。
3/12にロフトプラスワンで行われる「ザ・面接」の東日本大震災チャリテーイベントも、前売り発売してますよ。代々木監督と面接軍団に会えます。詳細はこちら。
☆ しおりんの新刊
「花祀り」文庫版と同じ日に、同じく幻冬舎から発売されましたお友達でもある、しおりんこと松崎詩織ちゃんの新刊の短編集「悲恋」を読みました。
読んでいて懐かしさがこみあげてきて、この懐かしさはなんなんだろうと考えて、あ、少女マンガだと気が付いた。
わくわくどきどきして切なくて、まだ見ぬ恋にぼんやりと憧れていた頃に、むさぼり読んでいた少女マンガだ、と。「悲恋」は、セックスを知ってしまって、セックスが愛のために存在するのではないことも知ってしまった女たちの少女マンガです。
中でも「最後の恋」というお話が素晴らしかった。ラストシーンは映画を観ているようにその光景が鮮やかに脳裏の映し出され、思わず拍手喝采したくなった。詩織ちゃんは、いつもラストの一文で、キメてくれる。さすが、しおりん。
小説を読まんうちの夫が大好きで「独身時代の心の支えだった」(大事そうにしおりんが連載していたスポーツ新聞の切り抜きをとってある)だけある。
- 作者: 松崎詩織
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2013/02/07
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花祀り
第一回団鬼六賞大賞受賞作「花祀り」幻冬舎文庫版、明日発売です。
加筆してラストも変わっています、あと、長めのあとがきを加えました。
和菓子をモチーフにした、京都が舞台の官能小説です。
一千年の王城の地――京都の正体を、是非、ご覧ください。
表紙はよくみたら、和菓子が舞ってるよー。
- 作者: 花房観音
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2013/02/07
- メディア: 文庫
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